比叡山延暦寺の焼き打ち450回忌、本能寺で死去した信長も併せて追悼

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焼き打ちの犠牲者を悼み、鎮魂塚の前で読経する僧侶たち(大津市で)
焼き打ちの犠牲者を悼み、鎮魂塚の前で読経する僧侶たち(大津市で)

 大津市の天台宗総本山・比叡山延暦寺で12日、織田信長による焼き打ち(1571年)の犠牲者を供養する法要が営まれた。今年は450回忌にあたり、記念行事も検討されたが、新型コロナウイルスの影響で中止に。僧侶らは、敵と味方を区別しない仏教の「怨親おんしん平等」の思想に基づき、信長らの霊も併せて悼んだ。

 焼き打ちには信長の家臣だった明智光秀らも加わり、同寺や同市坂本一帯を攻撃し、僧侶や庶民ら数千人が犠牲になった、と伝わっている。同寺は「本能寺の変(1582年)で同じく火に包まれて死去した信長も追悼しよう」と、1992年に遺品を埋めた鎮魂塚(高さ約5メートル)を境内に築き、焼き打ちが実行された9月12日に法要を営んできた。

 今年はNHK大河ドラマで光秀が注目されることもあり、信長と光秀の子孫を招いたシンポジウムも開催予定だったが、感染拡大のため中止した。法要では今出川行戒ぎょうかい・副執行ら僧侶5人が塚の前で読経し、参列者約15人も焼香し、犠牲者をしのんだ。

 今出川副執行は「悲劇の犠牲者を悼み、平和を願うのは大切なこと。催しが実施できなかったのは残念だが、来年に開催できるよう検討を進める」と話していた。

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