戦場カメラマン・沢田教一の没後50年、愛用機や未発表フィルム公開へ

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沢田教一が愛用していたカメラ、従軍取材用のヘルメット、ピュリツァー賞の賞状(29日、東京都千代田区で)
沢田教一が愛用していたカメラ、従軍取材用のヘルメット、ピュリツァー賞の賞状(29日、東京都千代田区で)

 ベトナム戦争で数々の写真を撮影し、米ピュリツァー賞などに輝いた報道写真家・沢田教一がカンボジアで銃撃され、34歳で死去してから今年で50年。日本カメラ博物館(東京都千代田区一番町)は11月3日から、沢田が愛用したカメラや関連の資料など貴重な品々を公開する。沢田が撮影したフィルムなどの保存作業も行われており、日本を代表するカメラマンの足跡を後世に残す取り組みが進む。

 展示品は同博物館が沢田の妻、サタさんから昨年12月に寄贈を受けたものの一部。沢田が愛用したカメラ「ライカM2」、ベトナムで従軍取材した際にかぶったヘルメット、ピュリツァー賞の賞状など約15点を常設展示する予定だ。

 博物館を管理・運営する一般財団法人「日本カメラ財団」によると、寄贈されたのは、こうした品々のほか、沢田が撮影した数万点分におよぶフィルムや紙焼き写真などで、未発表のものも含まれるとみられる。戦場だけでなく、日本の風景などを撮影した作品もあるという。

 博物館では、寄贈されたフィルムなどの整理と保存処理を施しているが「膨大な量なので、まだ始まったばかり」(担当者)という。将来的には、こうした写真の公開も目指す。

 往年の写真家らが撮影したフィルムなどの中には、適切に保存されていないため、劣化が進んでいるものも存在するとみられ、撮影者本人が死亡して、遺族が保管に悩むケースもある。同財団の谷野啓常務理事は、「文化財保護の観点からも対応を急ぐ必要がある」と指摘する。

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1511553 0 社会 2020/09/30 14:30:00 2020/09/30 15:28:41 2020/09/30 15:28:41 報道写真家の沢田教一さんが使用していた(左から)ヘルメット、ローライフレックス2.8C、ライカM2、ピューリッツァー賞の賞状(29日、東京都千代田区の「日本カメラ博物館」で)=三浦邦彦撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/09/20200930-OYT1I50064-T.jpg?type=thumbnail

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