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通学路の道幅狭い踏切で中1男子が死亡、2週間後に同じ中学の2年男子も…

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 千葉県流山市の踏切で9月、同じ市立中学校の男子生徒2人が相次いで電車にはねられ、亡くなった。現場の状況から、2人とも自殺とみられる。市教育委員会は原因究明と再発防止を図るため、調査委員会を設置する。

男子中学生2人が亡くなった踏切。手前に花が供えられていた(1日、千葉県流山市で)
男子中学生2人が亡くなった踏切。手前に花が供えられていた(1日、千葉県流山市で)

 現場は、同市東深井の東武野田線運河―江戸川台駅間にある踏切。幅が狭く、バイクや自転車、歩行者用で、通学路になっている。

 9月16日午前8時10分頃、1年の男子生徒(13)が死亡した。2週間後の30日午後4時45分頃には、2年の男子生徒(13)が亡くなった。2人とも遮断機を上げて、自ら電車の前に立っていたといい、県警は自殺とみている。

 市教委は16日の死亡事故後、男子生徒が通っていた中学校にスクールカウンセラーを派遣した。生徒たちと面談したり、アンケートを行ったりして、心のケアにあたってきた。

 30日にも同じ場所で、同じ学校の生徒が亡くなったことを受け、市教委は複数のスクールカウンセラーを派遣。2人が死亡に至った経緯や関係性の有無、再発防止策を話し合う調査委員会の設置を決めた。外部の有識者を加えることも検討している。今のところ、いじめ被害は確認されていないという。

 1日は、市立小中学校の全校長を集めて会議を開いた。校内や近隣校のスクールカウンセラーを活用し、子供たちの心のケアをきめ細かく行っていくことで一致した。市教委は取材に「短期間に2人の尊い命が失われた。丁寧に迅速に対応したい」としている。

「小さな悩みも相談して」

 千葉県教育委員会も対策に乗り出し、2人が通っていた中学校にスクールカウンセラーを派遣した。

 県教委によると、新型コロナウイルス感染拡大で長期間の休校を強いられ、学校生活などに不安を抱える児童や生徒は少なくない。今回の件に加え、俳優の三浦春馬さん、竹内結子さんら著名人の自殺が続いており、子供たちに影響を与える可能性があるという。

 県教委は原則毎週水、日曜日の午後5~9時、中高生向けのSNS相談を受け付けている。無料通信アプリ「LINE」を通じて、臨床心理士らが対応する。全国共通の相談窓口「24時間子供SOSダイヤル」(0120・0・78310)の活用も促している。

 県教委の担当者は「どんな小さな悩みも抱え込まず、自分のできる方法で相談してほしい」と呼びかけている。

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1520071 0 社会 2020/10/03 23:17:00 2020/10/04 01:29:32 2020/10/04 01:29:32 男子中学生2人が亡くなった踏切(1日、流山市で)=鶴田瑛子撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201002-OYT1I50024-T.jpg?type=thumbnail

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