市と企業、宿泊トレーラーで実証実験…社外勤務や一時隔離も

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川西市が活用策を探るキャンピングトレーラー(川西市で)
川西市が活用策を探るキャンピングトレーラー(川西市で)

 兵庫県川西市は、乗用車でけん引できるキャンピングトレーラーを災害発生時の避難所や観光地の宿泊施設として活用するため、民間企業と提携して市内で実証実験を始める。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、市は、感染者が一般の避難所に入れない場合のシェルターとして利用することも検討している。(高部真一)

2段ベッドやソファを備えた車内で話し合う越田市長(左)と島社長(川西市で)
2段ベッドやソファを備えた車内で話し合う越田市長(左)と島社長(川西市で)

 キャンピングトレーラーは全長4・8メートル、幅2・2メートル、高さ2・43メートル。2段ベッドや、ベッドにもなるソファ、テーブル、冷蔵庫、エアコンなどを備えている。電源は、車両のプラグを家庭用コンセントにつなぐか、車内の蓄電池を使う。大人3人または、大人2人と子ども2人の計4人の宿泊が可能。トイレ、シャワーはない。けん引免許がなくても、自家用車などを使って移動させることができる。

 レンタカー事業などを展開する「ワンズネットワーク」(千葉県船橋市)が、スペイン製の車両を国内向けに改造。「MobiHo(モビホ)」と名付け、約50台を観光地などに貸し出している。関東地方の医療機関12か所では、新型コロナウイルス対策として、屋外でウイルス検査をするスタッフの休憩室や更衣室などとして使われているという。

 川西市と同社は9月29日、キャンピングトレーラーの活用や地域活性化に取り組むことを定めた包括連携協定を締結。同社が1年間、10台を無償で市に提供し、一緒に活用策を探る。通常は、ホテルのない観光地での宿泊施設や、リモートワーク(社外勤務)スペース、イベントでの着替え場所として使用。災害の際には車両を避難所付近に移動し、新型コロナ感染者の一時隔離などに使う。

 同社が自治体と連携協定を結ぶのは初めて。川西公民館であった締結式で、同社の島一徳社長は「ウィズコロナ(コロナとの共存)の時代に、川西市の皆さんと一緒に『あってよかった』と思ってもらえるような、社会に貢献できるような、新しい使い道を見つけたい」と強調。越田謙治郎市長は「10台あれば小中学校の1クラスが参加する1泊の野外活動にも利用できる。官民連携でアイデアを出し、地域活性化を考えていきたい」と述べた。

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1522899 0 社会 2020/10/05 13:21:00 2020/10/05 14:41:47 2020/10/05 14:41:47 川西市が活用策をさぐるキャンピングトレーラー(川西市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201005-OYT1I50021-T.jpg?type=thumbnail

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