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新発想「たこ焼き」小麦粉代わりに使ったのは…若手経営者2人が開発

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小麦粉を使わない「たこ焼き」を開発した及川さん(左)と斎藤さん=武藤要撮影
小麦粉を使わない「たこ焼き」を開発した及川さん(左)と斎藤さん=武藤要撮影

 東日本大震災の津波で、工場や店を失った宮城県の老舗かまぼこ店の若手経営者2人が常温保存できるかまぼこなど、従来の常識を打ち破る商品を開発し、新風を巻き起こしている。震災から9年7か月を前にした10日には、小麦粉の代わりに魚のすり身を使ったたこ焼きを発売した。練り物の消費低迷が続くなか、新たな発想で復興を目指す。

 2人は、南三陸町の「及善商店」専務の及川善弥さん(40)と、気仙沼市の「かねせん」社長の斎藤大悟さん(39)。両社とも創業100年を超える。及川さんは震災の半年後にプレハブの仮設工場、斎藤さんは1年4か月後に改修した工場で再出発した。

 出会いは4年ほど前、若手経営者の勉強会。「笹かまぼこ」やおせちの食材として地元で愛されている練り物だが、食生活の変化などで、消費量は右肩下がり。ともに「変革が必要だ」と考えていた。

 2017年に共同で「三陸フィッシュペースト」を設立した。2年後に加圧加熱殺菌し、180日間の常温保存が可能なかまぼこを開発、一口サイズの「旅するかまぼこ」の商品名で発売した。<かまぼこは冷蔵>という従来の常識を覆す商品は、1年間で3000万円も売り上げるヒットとなった。

 10日発売のたこ焼き「BBタコB(Beautiful Body Tako Ball)」は、生地にすり身を使った斬新な商品。ふんわりとした食感を出すため、大豆の粉末を混ぜた。たんぱく質は小麦粉のたこ焼きの2倍と、栄養面にもこだわった。

 見た目はさつま揚げだが、9月の試食会では「普通のたこ焼きと変わらない味」と評判も上々。新型コロナウイルスの感染拡大によって増えた「家飲み」のおつまみ需要などを見込む。

 斎藤さんは「これからも常識を超えた挑戦を続けたい」と力強く語る。

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1538250 0 社会 2020/10/10 21:35:00 2020/10/19 16:24:12 2020/10/19 16:24:12 小麦粉を使わない「たこ焼き」を開発した及川善弥さん(左)と斎藤大悟さん(7日午前11時30分、宮城県南三陸町で)=武藤要撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/10/20201010-OYT1I50093-T.jpg?type=thumbnail

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