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<定点撮影>「集約」でまち守る…岩手県山田町・宮古市・大槌町

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 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故が未曽有の被害をもたらした2011年3月。以来、読売新聞は、空から、地上から、被災地を同じ位置から同じ目線で撮影し続けてきた。撮りためられた映像は「復興の軌跡」そのものだ。震災10年を控え、それらをデジタルストーリーとフォトムービーにまとめた。今回は、岩手県山田町と、宮古市、大槌町を取り上げる。

山田 まち集約して再建

震災の日、岩手県山田町の市街地では、押し寄せた津波が木造家屋などを破壊、続いてあちこちから火の手が上がった。町は高台などの開発を最小限にし、点在する住宅や商店を駅周辺に集約する計画を打ち出した。土地をかさ上げし、さらに防潮堤で守る。「二重の防御」には「津波による火災を二度と起こさない」という願いも込められている。

南東上空から~鉄道駅周辺に新しい街(デジタルストーリー)

東上空から~伸びてゆく防潮堤(デジタルストーリー)

定点撮影で見る復興の軌跡<山田町>(フォトムービー)

宮古 被災ホテルを保存

 岩手県宮古市は海辺の美しい景観で知られ、観光業も盛ん。名所「浄土ヶ浜」がある鍬ヶ崎地区では打ち上げられた遊覧船が撤去され、復興が進む。万里の長城と称された大型防潮堤を備えていた田老地区も被害を免れなかった。その教えを伝えるため、6階建ての「たろう観光ホテル」が遺構として保存され、防災教育に役立てられている。

田老地区~高台に住宅 ホテルは遺構に(デジタルストーリー)

鍬ヶ崎地区~打ち上げられた遊覧船を撤去(デジタルストーリー)

定点撮影で見る復興の軌跡<宮古市>(フォトムービー)

大槌 役場庁舎を移転

 人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとされる蓬莱(ほうらい)島がある岩手県大槌町。旧町役場庁舎は大津波に飲まれ、町長以下職員の多数が消息を絶った。行政の中枢を失い、一時、町は孤立した。庁舎は移転したが、旧庁舎は震災遺構として残すべきか議論が起き、解体工事が終わったのは2019年3月まで遅れた。

町中心部~役場が移転しかさ上げ地に住宅(デジタルストーリー)

町中央公民館付近から~悲劇の象徴・旧役場庁舎(デジタルストーリー)

定点撮影で見る復興の軌跡<大槌町>(フォトムービー)

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