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「密」避け便利、電動キックスケーター人気…交通ルール啓発急ぐ

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 モーターで走り、立って運転する二輪車「電動キックスケーター」。欧米で人気が高まり、国内でも「密」を避けられる乗り物として利用者が増えているが、歩道を走行するなどの交通違反や事故が目立っている。警察や販売会社などは今後の普及を見据え、交通ルールの周知や啓発に力を入れ始めた。

■脱「3密」で人気

 「歩くにはちょっと遠い所へ行くのに便利で、乗り心地も快適です」

 8日午後、東京都港区で民間企業が貸し出しているスケーターで薬局へ買い物に行った同区の会社員男性(29)が笑顔を見せた。

東京都千代田区で10月27日に行われた実証実験
東京都千代田区で10月27日に行われた実証実験

 普及に取り組む新興企業「ループ」(東京)によると、電動キックスケーターは2017年に米国でレンタル事業が始まり、欧米を中心に約30か国にサービスが広がった。同社は昨年6月以降、東京や愛知、広島など14都道府県で試乗会を開催。利用者からは「街中で気軽に借りられるようにしてほしい」などの要望が相次いだという。

 個人で購入する人も増えており、販売大手「オオトモ」(大阪)によると、同社の販売台数は17年に約150台だったが、今年は1~9月だけで約15倍の約2350台に増加。特に新型コロナウイルスの感染拡大後、「密」を避け、体力も使わない乗り物として人気が高まっているという。

 最近では、大手量販店などでも1台数万円程度で販売されている。

■人身事故も発生

 高い利便性の反面、バイクや自転車に比べて車体が小さくて軽く、安全対策が欠かせない。だが、警視庁によると、都内では最近、「歩道でスピードを出していて危ない」などの苦情が相次ぎ、事故も起きている。

 中野区南台では6月、スケーターに乗っていた60歳代の男性が区道交差点で自転車と衝突し、男性が左手を負傷した。港区白金では7月、30歳代女性が都道で乗用車と接触し、転倒して顔に軽傷を負った。

 港区虎ノ門では先月、30歳代の男性が警察官から停止を求められた際、止まりきれずに衝突。警察官にけがはなかったが、一歩間違えれば大けがを負いかねなかったという。

 これらの3件はいずれも車体にナンバープレートが付けられておらず、違法な走行だった。原付きバイクと同じ扱いとなる交通ルールを知らないまま通販などで購入するケースが多いためとみられる。

 警視庁は今後、街頭などで交通ルールの周知を進め、悪質な場合は交通反則切符の交付も検討する。販売会社も、客に規制内容を伝えたり、ナンバーの取得を代行したりして、交通ルールの浸透を図るという。

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1617165 0 社会 2020/11/11 12:00:00 2020/11/11 13:19:51 2020/11/11 13:19:51 公道で実証実験が始まった電動キックスケーター。後方は東京駅。車道での通行が義務づけられている電動キックスケーターを自転車レーンで走らせる実証実験が27日、東京都内でも始まった。安全性や利便性を確認し、活用法を探る。東京都千代田区で。2020年10月27日撮影。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201111-OYT1I50027-T.jpg?type=thumbnail

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