普賢岳噴火から30年、平成新山の状況を確認…岩肌にススキ

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平成新山の山頂周辺を視察する関係者ら(17日午後0時57分)=板山康成撮影
平成新山の山頂周辺を視察する関係者ら(17日午後0時57分)=板山康成撮影

 長崎県の雲仙・普賢岳が198年ぶりに噴火してから30年になった17日、研究者や自治体関係者らが噴火でできた平成新山(1483メートル)に登り、現地の状況を確認した。

 一連の噴火災害では、44人の死者・行方不明者が出た。平成新山は、約1億立方メートルの溶岩が噴出してできたドーム状の山で、溶岩が不安定に積み重なり、崩落の危険性があるため、一帯は立ち入り禁止の警戒区域に指定されている。参加した約100人は、九州大地震火山観測研究センター(長崎県島原市)職員らの案内を受け、約2時間かけて慎重に登った。

 山頂には「火山岩尖がんせん」と呼ばれる岩が塔のように飛び出し、白い水蒸気が噴き出していた。温度を調べたところ、1995年の600度から94度まで低下。岩肌にはところどころススキなどが生えていた。

 普賢岳は90年11月17日に噴火。91年6月の火砕流で40人が死亡、3人が行方不明となり、93年6月の火砕流でも1人が亡くなった。96年6月に「終息宣言」が出されたが、同センターなどは年に2回、視察登山を行い、新山の状況を確認している。春にはミヤマキリシマが咲き、カエルなどの生物も確認されているという。

 同センターの清水洋センター長は「火山活動は静かになっているが、溶岩ドームが地震などで崩れる可能性もあり、注意が必要だ」と話している。

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1633995 0 社会 2020/11/17 22:43:00 2020/11/17 22:43:00 2020/11/17 22:43:00 水蒸気が吹き出す溶岩ドーム周辺を視察する関係者(17日午後0時57分、長崎県雲仙市で)=板山康成撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201117-OYT1I50103-T.jpg?type=thumbnail

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