感染しても「ただいま」「おかえり」…大阪の歌手、「差別」なくす思い歌に

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感染者差別の解消を目指し、シトラスリボンプロジェクトのイメージソングを作ったイ・ヨンボさん(大阪府枚方市で)
感染者差別の解消を目指し、シトラスリボンプロジェクトのイメージソングを作ったイ・ヨンボさん(大阪府枚方市で)

 新型コロナウイルスの「第3波」到来が指摘され、再び懸念が強まっているのが感染者への差別だ。ウイルスへの人々の不安が、排除の意識を生んでいるとみられるが、今や誰が感染者の立場になってもおかしくない。「温かく迎えてもらえる社会に」。そんなメッセージを込めた歌を作り、各地を回るシンガー・ソングライターがいる。

 大阪府枚方市のイ・ヨンボさん(64)で、曲名は「ただいま!おかえり!って言い合える街に」。

シトラスリボン
シトラスリボン

 在日コリアン2世のイさんは、歌手として活動する傍ら、各地の学校で講演し、自身が差別を受けた体験などを語ってきた。

 曲作りのきっかけは、全国の学校や企業などで広がりつつある「シトラスリボンプロジェクト」。愛媛県のグループがSNSなどで呼びかけ、「あなたが感染しても、私は味方だよ」という気持ちをリボンを付けて示そうという運動だ。

 イさんは、長野県のNPO法人で運動に取り組む知人から、イメージソング作りを打診され、運動の趣旨に共感。コロナから回復した人が、感染していたことを隠す必要もなく、自然に地域住民らに受け入れられる様子をイメージしながら歌詞を書き上げた。

 「ただいま おかえり 変わらない声がする」

 「あの曲がり角を曲がれば いつもの店先に 元気なあなたの声」

 子どもにもわかりやすい言葉を選び、職場や学校でも口ずさんでもらえるように心がけたという。

 9月から、大阪や東京の飲食店やこども食堂を回って啓発ライブを開催。シトラスリボンプロジェクトの趣旨や思いを語り、これまでに1万個以上のリボンを配った。イさんは「リボンを付けたり、歌を聴いたりしたことをきっかけに、コロナ差別は、誰もが無関係ではいられないということを考えてもらえれば」と話す。

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1635569 0 社会 2020/11/18 15:21:00 2020/11/18 17:25:27 2020/11/18 17:25:27 「~ただいま!おかえり!っていえる街に~」を歌う、イ・ヨンボさん(5日、大阪府枚方市で)=川崎公太撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201118-OYT1I50040-T.jpg?type=thumbnail

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