市長「ここまで拡大するとは」、職員「安心して働けない」…市役所21人感染

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 茨城県土浦市役所で新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生した問題では、感染拡大に対する市の認識が甘く、初期段階で迅速な対策を講じていなかった。対応は後手に回り、感染した職員は21人に上る。安藤真理子市長は21日、一連の感染拡大以降では初めて記者会見。「ここまで感染が拡大するとは思わなかった」と語った。

■甘い認識

記者会見で陳謝する安藤市長(21日、土浦市役所で)
記者会見で陳謝する安藤市長(21日、土浦市役所で)

 市が職員の感染を把握したのは15日。対策本部会議の開催は16日だった。

 「休日でも夜でも15日に会議を開くべきだった」。東郷和男副市長は21日の会見で、と認めた。16日開催を了承した安藤市長は感染拡大を陳謝し、「認識が甘かった」と述べた。

 自宅待機中の市職員は「15日午後5時半頃、感染者が出たという連絡を受けた」と証言する。「午後7時頃にも電話があり、『16日の県発表まで口外するな』と言われた。安心して働けない」と憤った。

■封鎖は翌日

 最初に感染が判明した職員は6日、クラスターが発生した土浦市桜町に出向き、6人で会食していた。9~11日を体調不良で休み、12日に出勤。同僚には「鼻水が出るが、改善に向かっている」と話していた。

 職員は13日も休んだ。14日にPCR検査を受け、15日に感染が判明した。

 16日午前10時からの対策本部会議では、会食に参加した6人が16日に欠勤し、「3人ほど」が発熱していると報告された。この時点で、深刻な状況が市幹部らに共有された。

 市が、6人のうち4人の職場がある4階への階段を封鎖したのは16日昼前。感染拡大を防ぐため、「本来なら朝いち」(東郷副市長)にするべき措置は遅れた。

 封鎖前に市民が4階に立ち寄った可能性もあり、市は「市民コールセンター」(029・826・3376、土日と祝日は休み)の利用を呼びかける。「4階のどの窓口を訪れたか確認し、PCR検査を実施したい」としている。

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1645024 0 社会 2020/11/22 09:25:00 2020/11/22 09:25:00 2020/11/22 09:25:00 記者会見し市の対応について陳謝する土浦市の安藤真理子市長(11月21日午後4時11分、土浦市役所で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201122-OYT1I50009-T.jpg?type=thumbnail

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