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ツバメにもコロナ禍?…卵残し親鳥去る

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 松山市の道後温泉街にあるローソンでは昨春まで2年連続、店のLED看板にツバメが巣を作り、ひなが巣立った。今春にも営巣が確認されたが、親鳥はいなくなり、現在も卵が残されたまま。子育て中にコロナ禍で店が臨時休業となっており、専門家は「ツバメは天敵からひなを守るため人のにぎわいを利用するが、人通りが激減し、安心して子育てができなかったのではないか」と指摘する。(福永健人)

巣のある「L」の文字部分が消灯されたLED看板。多くの観光客らが子育て中のツバメにカメラを向けていた(昨年5月、松山市で)
巣のある「L」の文字部分が消灯されたLED看板。多くの観光客らが子育て中のツバメにカメラを向けていた(昨年5月、松山市で)

 ローソン道後ハイカラ通店では2018年、入り口の頭上にかかるLED看板の電球を交換しようとした際、「LAWSON」の文字のうち「L」部分にツバメが巣作りしているのを確認。店側は、安心して子育てができるように電球を交換せず、消灯したままにしたところ、翌年も営巣し、ひなが巣立った。

孵化しないまま巣に残されたツバメの卵(19日、松山市で)
孵化しないまま巣に残されたツバメの卵(19日、松山市で)

 今年も4月上旬にツバメのつがいが飛来。しかし、コロナ禍で4月18日から2か月間、公衆浴場の道後温泉本館が休館となり、ローソンも4月中旬~5月末に臨時休業。観光客はほとんど来なくなり、温泉街の人通りが絶えたという。

 営業を再開した6月、ツバメの姿はなく、巣の中には、孵化ふかしていない卵が五つ残されていたという。

 日本野鳥の会愛媛代表の松田久司さん(64)は「産卵後に休業となって人の出入りがなくなり、本能的に危険を察知し、卵をあきらめて別の場所で営巣したのではないか」としたうえで、「温泉街に活気が戻れば、再び営巣する可能性は高い」とみる。

 店のオーナー吉本周作さん(49)は「来年こそコロナ禍が収束し、人もツバメも戻ってきてほしい」と期待する。

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1650848 0 社会 2020/11/25 08:23:00 2020/11/25 08:56:20 2020/11/25 08:56:20 ツバメの巣のある「L」の文字だけが消えた「ローソン」のLED看板(道後温泉商店街で)ツバメの巣のある「L」の文字だけ明かりが消された「ローソン」のLED看板(道後温泉商店街で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/11/20201124-OYT1I50085-T.jpg?type=thumbnail

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