富裕層の申告漏れ過去最高の789億円…国税庁「海外投資を行う人目立つ」
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国税庁は27日、全国の国税局が今年6月までの1年間に実施した所得税の調査で、富裕層の申告漏れ額が789億円(前年比3・4%増)に上ったと発表した。追徴税額は259億円(同27・6%増)で、いずれも過去最高だった。
発表によると、新型コロナウイルスの影響で、富裕層への調査件数は4463件(同16・0%減)にとどまったが、1件あたりの申告漏れ額は1767万円(同23・1%増)、追徴税額は581万円(同51・7%増)に上った。海外投資を行う人の申告漏れが目立ったといい、国税庁は「引き続き海外財産についても情報収集を進め、積極的に調査する」としている。
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