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交差点の「コンパクト化」で事故減少…進入スピードを抑制

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 交通事故の発生抑止につなげようと、交差点の面積を縮小させる「コンパクト化」が全国で進められている。愛知県内では、少なくとも76か所の国道交差点で実施され、事故が半数以下に減少した例もある。(薦田大和)

 伏見通(国道19号)と広小路通(県道)という名古屋の大動脈が交わる「広小路伏見交差点」では11月中旬、横断歩道が中心に向かって約10メートル移動した。

 2015~19年に40件の人身事故が発生。事故抑止と地域活性化を目指して16年、有識者や市、地元商工会などでワークショップ(WS)が設立された。目玉事業として採用されたのが、交差点の横断歩道や車の停止線を中央部に近づけるコンパクト化だった。

広小路伏見交差点では、横断歩道が手前から交差点の中心に向かって移動した(名古屋市中区で)
広小路伏見交差点では、横断歩道が手前から交差点の中心に向かって移動した(名古屋市中区で)

 国土交通省と警察庁が1996年に「事故多発地点緊急対策事業」として打ち出した取り組みで、交差点に入る車がスピードを抑えやすくなったり、車の右左折時に歩行者を確認しやすくなったりするメリットがある。以降、全国で工事が進められている。

 今年1月、名古屋工業大の鈴木弘司准教授(交通工学)が発表した研究では、交差点が1メートル縮小することで、黄、赤信号で交差点に進入する車は2・6%減り、左折車の速度は1・3キロ減速する結果が出た。さらに名古屋国道事務所などによると、2009~12年にコンパクト化した県内16か所の交差点を調べたところ、追突事故は4割ほど減少した。18年の調査によると、小牧市の花塚橋南交差点では導入後の4年(14~17年)の事故数は計9件と、導入前の4年(07~10年)の計23件から大幅に減少した。

 一方で、広小路伏見交差点では横断歩道の移動で、地下鉄利用者の横断歩道への動線はわずかながら遠回りとなり、一部の歩行者からは戸惑う声も。WSでの議論では「地下鉄の出口を出て、横断歩道を渡る人は少ない」と判断され、動線は検討されなかったのだという。同国道事務所は「様々な意見があることは受け止めたい。今後も交通安全と歩行者の利便性の両立を図っていきたい」としている。

 また、名古屋市交通局は「地下鉄の出口の向きの変更は現段階では難しい。案内板の更新などで利用者に周知する」としている。

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1671240 0 社会 2020/12/03 10:19:00 2020/12/03 10:19:00 2020/12/03 10:19:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201202-OYT1I50024-T.jpg?type=thumbnail

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