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「かき入れ時」にカキ出荷できない…貝毒検出で県が自粛要請

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 兵庫県は2日、姫路市から赤穂市にかけての播磨灘で養殖マガキから国の規制値を超えるまひ性貝毒が検出されたと発表した。県は沿岸の6漁協に出荷自粛を要請するとともに、11月30日以降に出荷されたカキの回収を指導し、購入者に食べないように呼びかけている。

 県によると、姫路、たつの、相生、赤穂各市の4地点で、国の規制値の5~1・25倍となる貝毒を検出した。播磨灘でこの時期に貝毒が規制値を超えて検出されたのは初めて。

 県は今後、週1回検査を行い、3回連続で規制値を下回れば、最短で20日頃に出荷自粛要請を解除する。

 県によると、兵庫は、広島、宮城、岡山に続く全国4番目の養殖マガキの産地。2018年の収穫量は約8650トンで、大半を6漁協で生産しているという。

 播磨灘で養殖されるカキから国の基準を超えるまひ性貝毒が検出し、県から出荷自粛を要請された2日、漁協関係者からは「これからかき入れ時だっただけに、新型コロナウイルスの影響による需要低迷と合わせて二重の痛手だ」と悲痛な声が上がった。

 関係6漁協の一つ、赤穂市漁協(御崎)の大河優組合長(60)は「自然相手なので仕方ないが、非常に残念だ」と肩を落とした。この日は生産者代表と県職員が姫路市内で集まり、今後の対応を話し合った。出荷予定の殻をむいたカキは今後、出荷先などからの回収分と合わせ廃棄処分するという。

 大河さんは「出荷自粛要請を受け、歳暮の注文が入りながら、キャンセルの対応に追われている生産者もいる。規制値が早く下がり、再び出荷できるようになってほしい」と事態の早期解決を願っていた。

 一方、播磨地域などでスーパーを展開する「マルアイ」(加古川市)は、1日夕方に卸売業者からの連絡を受け、兵庫県産のカキを売り場から撤去した。当面は、岡山県産に切り替える。スーパー「ボンマルシェ」(姫路市)も、11月30日以前に水揚げし、安全が確認されたカキについては販売するが、今後は岡山県産のカキを並べるという。

 播磨地域ではこの季節、地元産のカキを売り物にした宿泊プランを用意する旅館やホテルが多い。ある施設の関係者は、「せっかく来てくれたお客さんに地元産を出せないのはつらい。今後、キャンセルの申し出も増えるかもしれない」と心配していた。

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1673068 0 社会 2020/12/03 22:43:00 2020/12/03 23:26:10 2020/12/03 23:26:10

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