うどんそば自販機に「パウンドケーキ」、かつおだし利いた生地で甘じょっぱい味…休日には行列
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秋田市土崎港西の道の駅あきた港は、名物レトロ自動販売機のうどんとそばのスープを使った「うどんそば自販機パウンドケーキ」を販売している。かつおだしの利いたしょうゆ味のつゆをケーキの生地に練り込み、甘じょっぱい味に仕上げた。休日には買い求める客で行列ができるほどの人気という。
自販機は2016年3月まで近くの商店に40年以上設置されていたもので、地元住民らから長年愛されてきた。商店の閉店を機に道の駅の屋内緑地施設「セリオンリスタ」に移設。今でも県内外から多くの人が訪れ、休日には1日で200杯近く売れるという。
新型コロナウイルスの影響で来場者が減る中、「新しいオリジナル商品を」と企画。箱は、商品の受け取り口や購入方法の説明書き、補修のために貼られた粘着テープまで自販機の外観を忠実に再現した。縦約18センチ、横約9センチ、厚さ約6センチ。
同道の駅の佐藤長武さん(57)は「どこか懐かしい味を体験できる。こだわりのパッケージはインテリアとして飾ってほしい」と話している。8月発売の「うどんそば自販機キャンディー」に続く第2弾で、今後も名物自販機の商品を検討するという。
1080円(税込み)。問い合わせは道の駅(018・857・3381)へ。