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露店は片側だけ・おみくじ中止・1人前おせち…新年へ「密」回避、あの手この手

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 師走に入り、新年を迎える準備が進んでいる。人が集う初市や初詣などでは、3密を避け、新型コロナウイルスの感染を防ぐ「ウィズコロナ」の対応が試みられる。

■位置情報活用

例年多くの人でにぎわう「初市」(2019年1月10日、山形市で)
例年多くの人でにぎわう「初市」(2019年1月10日、山形市で)

 毎年1月10日に山形市十日町―七日町の市中心部を通る国道112号沿いで開かれる新春恒例の「初市」。江戸初期から続く山形市の伝統行事で、例年約200の露店が約1キロにわたって並び、約20万人が訪れる。

 新型コロナの感染拡大で、中止も検討されたが、主催の山形商工会議所では、「少しでも地域を明るくしたい」という声が上がり、感染対策を講じて開催することを決めた。

 人混みをいかに避けるかが課題。今回は、通りの両側に並ぶ露店を片側だけに限定した。出店数は約半分の100店に減るが、歩行者のスペースは広がる。

 また、会場の出入り口を7か所に絞った上で一方通行とした。歩行者が対面するのを避けるのが狙いだ。

 さらに、携帯電話などの位置情報から、そのエリアにいる人数を推計するNTTドコモのサービス「モバイル空間統計」を使い、来場者数が、常時5000人以内になるよう入場を制限する。

 山形県の「新型コロナ安心お知らせシステム」も使う。会場にあるQRコードをスマートフォンで読み取って来場した履歴を残しておくと、後日、同じ会場にいた人の感染が確認された場合、保健所への相談を促すメッセージを受け取れる。

 同商工会議所地域振興課の土屋直樹主事(31)は「初市は良い年にしたいという人々の思いが集まる場所。感染対策を万全にしてその思いを後押ししたい」と意気込む。

マスク着用などを呼びかける看板(3日、山形市薬師町の県護国神社で)
マスク着用などを呼びかける看板(3日、山形市薬師町の県護国神社で)

 初詣で人気の県護国神社(山形市薬師町)は、おみくじの販売中止を決断した。

 同神社には1月1日~15日に例年約13万人が参拝に訪れる。おみくじは、不特定多数の人が箱に手を入れるため、感染源となりやすい。消毒液を置く案も検討されたが、全員が必ず消毒するとは限らないため、断念したという。

 一方で、対策も着々と進めており、10月、境内にある「手水」に、水が流れるパイプを設置し、ひしゃくを使わなくても手を清められる方式にした。例年12月下旬から始める熊手などの縁起物の販売は、同月1日発売に前倒しし、参拝者の分散を図っている。

 正月は、本殿に至る参道を一方通行にし、祈祷きとうは予約制を検討している。同神社権禰宜ごんねぎの深瀬勉さん(36)は「参拝者自身も感染対策を心がけ、安心して初詣に来てほしい」と呼びかける。

おひとり様おせち(「景四季彩々 紅ほたる」提供)
おひとり様おせち(「景四季彩々 紅ほたる」提供)

 家族で取り分けて食べるおせちも「分散型」が登場した。

 会席料理店「景四季彩々 紅ほたる」(山辺町)は、「おひとり様おせち」を発売。厚生労働省の「新しい生活様式」では、大皿を避けて料理は個々に出すことを推奨しており、2段のお重に1人前が詰められている。

 予約の受け付けを11月12日から開始し、限定100食に追加の50食を加えたが、すぐに完売した。

 マネジャーの斎藤裕さん(37)は「正月の過ごし方や食のニーズの変化を実感している。今後も変化する需要に応えていきたい」と話している。

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1679883 0 社会 2020/12/06 15:08:00 2020/12/06 15:08:00 2020/12/06 15:08:00 マスク着用などを呼びかける看板(12月3日午後1時19分、山形市薬師町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201205-OYT1I50035-T.jpg?type=thumbnail

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