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熱中症対策の名残、マスク外しが一因かも…「22人感染」高校教頭

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 新型コロナウイルスの感染が教育現場でも広がっている。北海道で10月以降、学級閉鎖などの措置をとった学校は30校を超えた。受験シーズンを目前に控え、学校や教育委員会は警戒を強めており、現場では感染対策の強化に追われている。

■「マスク外し」一因か

 「十分な対策を取っていたが、感染者をゼロに抑え込むことの難しさを実感した」

 10月に教員・生徒計22人の感染者が判明した道立静内高校(新ひだか町)の大木康弘教頭は、そう打ち明ける。同校は、道内の小中高で初めてクラスター(感染集団)と認定され、10月13~26日に臨時休校を余儀なくされた。

 教室内ではそれまで、机の間隔を広く空けたり、窓を開けて定期的に換気するなどの対策をとってきた。それでもクラスターを防げなかったのはなぜか。大木教頭は「夏場に行っていた熱中症の対策の名残から、『間隔を空けている場合はマスクを外してもいい』としている部分もあった。感染拡大の一因になったのかもしれない」と推察する。

 休校中は、オンライン授業を行い、代替の授業日についても調整を進めているという同校。学校再開後は、原則としてマスク着用を義務づけたほか、空気を循環させるサーキュレーターと加湿器を各教室に設置した。大木教頭は「休校による授業への影響はほとんどない。最大限の感染対策を取っていきたい」と気を引き締める。

■全校に対策通知

 学校で感染者が出ると、保健所などと相談し、濃厚接触者の規模などを踏まえて学校、学年、学級の閉鎖が決まる。道教育委員会によると、道立高校で9月までに学校、学年、学級を閉鎖したのは3校だったが、10月には7校、11月は22校と急増した。12月も、4日現在ですでに2校が学年、学級閉鎖の措置をとった。

 感染が広がる中、道教委は11月27日、▽児童・生徒や同居する家族に発熱がある場合は登校しない▽登下校中もマスクを着用する▽昼食時に机を近づけたり、向かい合わせにしたりしない。会話も控える――などの感染防止策を改めて道内の全学校に通知した。

■近づく受験

 今年度から始まる大学入学共通テストは、通常の「第1日程」が来年1月16、17日に行われる。ただ、全国的な感染の広がりを受けて特例が設けられ、高校の校長が新型コロナによる学習の遅れを認めた場合に受験できる「第2日程」が同30、31日に実施される。大学入試センターも感染防止に躍起で、受験生に対して試験日の7日前からの体温測定を呼びかけているほか、試験会場ではマスクを着用し、休憩時間の会話を避けるよう求めている。

 一方、道立高の入試は来年3月3日に実施。新型コロナやインフルエンザに感染して受験できなかった生徒向けに、同17日を追試験日と設定している。

 道内の学校の大半は今春、感染の「第1波」で臨時休校に追い込まれたが、夏休み中に授業を行うなどした結果、現在は学習の遅れもおおむね解消されているという。ただ、今後、感染がさらに広がれば、受験への影響も出かねない。道教委の担当者は「道内の感染者の増加と共に、教育機関でも感染の広がりが見られる。少しでも感染者を減らすために、気を緩めてはならない」と話した。

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1679014 0 社会 2020/12/06 10:02:00 2020/12/07 10:16:10 2020/12/07 10:16:10 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201206-OYT1I50017-T.jpg?type=thumbnail

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