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生徒とキスした教員、北海道では懲戒免職なのに愛知では停職3か月…なぜ処分に「差」

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文科省は「原則懲戒免職」

 児童生徒らにわいせつ行為をした教員の処分を巡り、懲戒免職とするかどうかで各地の教育委員会の判断に「差」が出ている。文部科学省は原則として懲戒免職とするよう通知しているが、「原則」の考え方は処分権限を持つ各教委に委ねられているからだ。「教え子じゃないから」という独自の解釈で免職ではなく停職としたり、キスでも教委によって処分が異なったりする事態が起きている。(波多江一郎、蛭川裕太)

「国に権限ない」

 女子中学生に上半身裸の動画を撮影、送信させたなどとして、横浜市立中学校の男性教員が児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で逮捕され、罰金を命じられた。この教員について、市教委は2018年、停職12か月の懲戒処分とした。

 文科省は04年以降、全国の教委に対し、「児童生徒に対するわいせつ行為は教員として絶対に許されない。原則懲戒免職とするなど厳正な処分を」などと繰り返し通知している。

 しかし、横浜市教委は男性教員を懲戒免職としなかった。市教委の担当者は「被害者は他校の生徒で、本人の教え子ではない。教員の地位や立場を利用したわけではなく、『児童生徒』には当たらないと判断した」と説明する。

 文科省の担当者は「児童生徒とは、自校か他校かは関係ない。基本的には子供へのわいせつ行為は懲戒免職としてほしい」としながらも、横浜市教委の判断については「処分は各教委の裁量で決めること。国には権限はない」と語る。

「程度を考慮」

 北海道教委は19年に中学の男性教員(当時48歳)と高校の男性教員(同56歳)をそれぞれ懲戒免職とした。いずれも女子生徒と複数回キスをしたことが主な理由だった。中学の事例は教員も生徒も「好意を持っていた」と話したというが、道教委は「18歳未満への性的行為で、厳正に対処した」としている。

 一方で、愛知県教委は19年、高校の男性教員(同37歳)が女子生徒を抱きしめるなどしたほか、2回キスをしたとして停職3か月に。神奈川県教委も18年、中学の男性教員(同27歳)が女子生徒に2回抱きつき、うち1回は唇にキスしたとして停職6か月とした。

 免職にしなかったことについて、神奈川県教委は「回数が少なく、事案の程度も考慮して停職とした」と説明する。

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1684217 0 社会 2020/12/08 05:00:00 2020/12/08 12:41:03 2020/12/08 12:41:03 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201208-OYT1I50023-T.jpg?type=thumbnail

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