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今年の出生数、過去最少だった昨年を下回る見通し…推計公表は見送り

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 田村厚生労働相は21日、出生数や死亡数などを集計する人口動態統計の年間推計について、「例年と違って不確定要素が多く、精度が高い数字が出てこない」と述べ、2020年の公表を見送ると発表した。ただ、出生数の減少傾向は依然として続いており、20年通年では過去最少だった昨年の86万5239人を下回る見通しだ。

 今年1~10月の出生数は73万3907人(速報値)で、前年同期の75万1141人(速報値)から約1万7000人減少した。若い女性の減少という従来の要因に加え、12月頃から新型コロナウイルス感染拡大に伴う産み控えの影響が出てくるとみられる。このため、出生数の伸びは年末にかけてさらに抑制されるとの見方がある。

 一方、他の項目も例年と異なる傾向を見せている。年間の死亡数は10年から増え続けてきたが、今年1~10月は113万2904人(速報値)と、前年同期より約1万4000人少なかった。厚労省幹部は「新型コロナ対策としてのマスク着用の徹底でインフルエンザなどの罹患りかんが少なくなったためではないか」と推察する。

 このほか、婚姻件数は月ごとの変動が大きく、離婚件数も大幅に減少している。

 20年の人口動態統計について、厚労省は来年6月に概数、同9月に確定数を予定通り公表する方針だ。

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1718160 0 社会 2020/12/21 21:47:00 2020/12/21 23:31:41 2020/12/21 23:31:41

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