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屋形船にコロナの荒波、リスク高いイメージ払拭へ「個室推し」作戦

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 東京の屋形船事業者が、新型コロナウイルスの感染拡大に立ち向かっている。来夏の東京五輪・パラリンピック期間中は東京湾内の航行が制限される可能性もあり、先行きは見通せないが、船内の座敷を個室に分けたり、新規顧客の開拓に乗り出したり、奮闘している。(佐藤果林)

■キャンセル続出

感染防止対策のため座敷の広間を個室にした屋形船(17日、東京都品川区で)=横山就平撮影
感染防止対策のため座敷の広間を個室にした屋形船(17日、東京都品川区で)=横山就平撮影

 細長い船体に沿って畳が敷き詰められた空間に、ついたてで仕切った個室がいくつも並ぶ。座敷の大広間が定番の屋形船だが、品川区の「船清」は23日から、全客席を窓に面した個室に変えた船の運航を始める。

 改造に要した費用は数百万円。乗船人数は70人規模から25人前後に減るが、社長の伊東堅さん(71)は「換気も行き届く個室なら、感染への不安も小さくなるはず」と語る。

 船清の屋形船は今年1月、新年会の場として利用され、参加した乗客や乗員のコロナ感染が判明。最終的には計13人となった。まだ、国内の感染事例が少なかった頃。注目され、「屋形船はリスクが高い」というイメージが広がった。利用客は激減し、5~10月の売り上げは前年同期の1割未満にまで落ち込んだ。

 夏の「第2波」を持ちこたえ、書き入れ時の年末年始の忘年会・新年会に期待をかけたが、感染の再拡大で予約のキャンセルが続出。それでも個室船の問い合わせは相次いでおり、伊東さんは「コロナ禍でもニーズをつかみ、利用客を取り戻していきたい」と意気込む。

■五輪制限の可能性

 屋形船を運航する36事業者が加盟する「屋形船東京都協同組合」(台東区)が実施したアンケートによると、回答した各事業者の今年1~9月の売り上げや利用客数は、平均で前年同期から9割も減った。理事長の佐藤勉さん(67)は「かつてない業界の危機だ」と険しい表情だ。

 さらに事業者を悩ませるのが、来年夏の東京五輪・パラリンピックだ。大会期間中は競技会場などに近いお台場周辺などが航行や停留の自粛海域に設定されるとみられ、運航が大幅に制限される可能性がある。

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1722678 0 社会 2020/12/23 15:00:00 2020/12/23 15:48:03 2020/12/23 15:48:03 感染防止対策のため個室が設けられた屋形船(17日、東京都品川区で)=横山就平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201223-OYT1I50042-T.jpg?type=thumbnail

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