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排水あふれ慌ててネット検索、相場の10倍140万円請求される…水回り修理「ぼったくり」急増

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 トイレや風呂場などの水回りを修理した際、法外な修理代を請求されるトラブルが急増している。インターネットの広告を見て依頼し、トラブルになっているケースが多く、2019年度の相談件数は5年前からほぼ倍増。消費者庁は、法のグレーゾーンをたくみに利用した業者が高額請求しているとして、特定商取引法(特商法)の運用見直しを進め、悪質業者の撲滅を図る。(高木文一)

■慌てて依頼

 「子どもの将来のために蓄えたお金だったのに」。昨年9月、洗濯機や風呂場の排水を修理し、業者に140万円を支払った神戸市の女性(40)は悔やむ。

 洗濯機の排水が室内にあふれ、慌ててスマートフォンで「排水」「つまり」とキーワードを入れてネット検索した。一番上に表示された神戸市兵庫区にある修理会社のホームページ(HP)を開くと、「最安値」「見積もり無料」などの宣伝文句が目に入り、迷わず電話で修理を頼んだ。

水道業者が神戸市の女性に手渡した工事請負契約書と領収書。請求額は140万円に膨らんだ(神戸市中央区で)=八木良樹撮影、一部画像を加工しています
水道業者が神戸市の女性に手渡した工事請負契約書と領収書。請求額は140万円に膨らんだ(神戸市中央区で)=八木良樹撮影、一部画像を加工しています

 戸建ての自宅に現れたのは「修理会社から派遣された」という水道業者。「代金は10万~15万円」と説明を受けた後、作業が始まったが、途中で何度も手を止め、「高度な技術が必要。現金払いなら半額にするが、75万円はかかる」「排水設備を交換しないとダメ」などと迫られた。作業後に手渡された請求書には「140万円」と書かれていた。

 すぐに銀行に走って現金を引き出し、業者に支払ったが、後日、地元の工務店に相談すると「この工事なら10分の1の料金でできる」と驚かれた。水道業者に返金を求めると「依頼通りの工事をしただけ。暴利じゃない」と一蹴いっしゅうされたため、昨年10月、返金を求めて神戸簡裁に提訴した。女性は「早く直したい一心だった。不安につけこむやり方で許せない」と憤る。

 この業者は提訴後に廃業しており、女性が最初に電話をした修理会社は読売新聞の取材に、「責任者がいないので何も答えられない」と話した。

 

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1723108 0 社会 2020/12/23 15:00:00 2020/12/23 16:45:51 2020/12/23 16:45:51 エトキ別※画像の一部を加工しています https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201223-OYT1I50046-T.jpg?type=thumbnail

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