成人式前にPCR検査「安心して参加したい」…新成人側が町に要望、全額を町が負担
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栃木県益子町は24日、来年1月10日に行う成人式について、新成人に新型コロナウイルスのPCR検査を事前に受けてもらうことを決めた。25日に協力を要請する文書を送付する。検査費は全額、町が負担する。
町によると、対象の新成人は212人。新成人の代表でつくる実行委員会から、コロナ禍の中でも新成人の約7割が式の開催を希望し、PCR検査を受けて安心して参加したいという要望が出されたことなどを受け、出席を希望する新成人全員のPCR検査を決めたという。
検査は、宇都宮市内の民間検査実施病院と契約し、町民会館で今月29日、1月5、7、9日の4日間行う。県外に住む対象者は自身で検査を受けてもらい、検査費用を後日、町が全額補助する。町は200人の出席を見込み、1人当たりの検査費2万5000円、計500万円の予算措置を取る。
大塚朋之町長は「中止や延期も選択肢にあったが、一生に一度のこと。新成人の実施したいという思いに応えた。検査を嫌がる人もいるかもしれないが、協力してほしい。実施するからには、安心して気持ちよく開催し、思い出深い式にしたい」と話している。