外環道地下トンネルの工事打ち切り求め提訴…市道陥没受け住民ら
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東京外郭環状道路(外環道)の地下トンネル工事ルート上にあった東京都調布市の市道が陥没した問題で、ルート上の住民ら13人が国と都を相手取り、東日本高速道路(NEXCO東日本)などによる工事を今年度末で打ち切らせるよう求める訴訟を東京地裁に起こした。
提訴は25日付。同市の住宅街では10月に市道が縦約3メートル、横約5メートルにわたり陥没するなどした。NEXCO東日本の有識者委員会は今月18日、「トンネル工事が要因の一つである可能性が高い」とする中間報告書を発表。同社は有識者委が年度内に最終報告書をまとめるまで、外環道の工事を停止することを明らかにしている。
一方、国や都が認可した工事期間は来年3月末までで、訴状では「地上の住宅街に極めて重大な損害を生じさせかねない事業を強行する必要性と公益性はない」と主張。国と都に対し、工事期間の延長申請に応じないよう求めている。
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