読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

住民目線で鋭く切り込んだ地域紙、20年の歴史に幕…「体力の限界」

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 千葉県印西、白井、船橋の3市にまたがる千葉ニュータウン(NT)の地域紙「月刊千葉ニュータウン」が12月、234号で終刊となった。2001年から20年にわたって取材、執筆にあたってきた武藤弘さん(76)のもとには、ねぎらいや惜しむ声が寄せられている。(菅彩織理)

「月刊千葉ニュータウン」の最終号。これまでの報道を振り返る特集を組んだ
「月刊千葉ニュータウン」の最終号。これまでの報道を振り返る特集を組んだ

 武藤さんは埼玉県秩父市出身。専門紙記者を経て、東京都内の調査研究機関で客員研究員を務めていた1988年、印西市の千葉NTに戸建て住宅を購入した。

 当時あった別の月刊タウン紙のファンになり、99年から1年間、千葉NTに関する連載コラムを担当した。2000年に終刊。「住民目線で地域の課題を報じる媒体が必要」と考え、翌年5月に「月刊千葉ニュータウン」を創刊した。

 4万2000部を新聞に折り込み、経費は全て広告収入で賄ってきた。02年5月号では、大型ホームセンター「ジョイフル本田千葉ニュータウン店」の出店計画を日刊紙などに先駆けて報じた。「雇用創出につながる企業の進出は千葉NTにとって転換点。大きな反響があった」と振り返る。

 その後も市村合併で首長のリコール(解職請求)に向けた住民の動きを詳報するなど、地域の課題に鋭く切り込んだ。締め切り直前の徹夜作業も「疲れよりも、やりがいの方が大きかった」と懐かしむ。

 昨年春に病気で入院し、初めて2か月休刊した。最近は印西市の角舘厚信さん(71)、白井市の広告代理業渡辺充さん(53)に取材と広告確保を手伝ってもらっていたが、「体力の限界」と終刊を決めた。読者の声には「一生懸命に走ってきた。こんなに読んでくれている人がいたのか」と感謝する。

武藤さん(左)から後継紙について助言を受ける角舘さん(中央)と渡辺さん(千葉県印西市で)
武藤さん(左)から後継紙について助言を受ける角舘さん(中央)と渡辺さん(千葉県印西市で)

 角舘さんと渡辺さんは「地域紙の灯を絶やしてはいけない」と、2月に後継紙を創刊する方針だ。武藤さんは制作方法などを助言し、「2人の新たなスタイルで作ってほしい。一市民として街の変化を見守りたい」としている。

無断転載・複製を禁じます
1741861 0 社会 2021/01/01 17:31:00 2021/01/01 17:31:00 2021/01/01 17:31:00 「月刊千葉ニュータウン」を発行してきた武藤さん(左)から後継紙についてアドバイスをもらう角館さん(中央)と渡辺さん(印西市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/12/20201227-OYT1I50001-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

アクセスランキング

新着クーポン

NEW
参考画像
お買い上げ金額から10%OFF
NEW
参考画像
1ドリンクサービス(お一人様1杯)
NEW
参考画像
1,000円以上お買上げの方に「とうきび茶」プレゼント
NEW
参考画像
「ふぞろいの牛タン・切り落とし」一品プレゼント!
NEW
参考画像
ファーストドリンク一杯無料

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)