アサイー・チアシード・こんにゃくゼリー…食品成分表に287種類追加
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文部科学省は、食品ごとの栄養成分をまとめた「日本食品標準成分表」を5年ぶりに大幅に改訂した。南米原産の果実「アサイー」や、ジビエ料理で使われるエゾシカの肉など、健康志向の高まりや食の幅の広がりを踏まえ、287種類の食品を新たに加えた。
標準成分表は、日本人が食べる代表的な食品について、100グラムあたりのカロリーやビタミン、ミネラルなどの量を記載。学校給食や病院食の栄養指導、食品メーカーが商品に表示するカロリーの基礎資料などに利用されている。
表の改訂や増補は1950年の初版以来、これまで7回行われている。今回は、前回改訂時の食品より287種類多い、計2478種類が掲載された。
具体的には、栄養素を多く含むアサイーや食用種子「チアシード」、「こんにゃくゼリー」などを追加。従来は調理前の成分しか記載していなかった即席カップ麺は、お湯を入れた調理済みのものも加え、健康管理に役立つようにした。
また、北海道に生息し、ジビエ料理の食材に利用されるエゾシカの肉、東北地方の郷土食「
改訂版は文科省のホームページに掲載され、製本版も発行される。