異例の大みそか、日中初もうでに大勢の人…終夜運転取りやめ
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新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、31日は各地の寺社で日中に一足早く初詣に来る人の姿が見られ、JRなどが終夜運転を取りやめるなど、異例の大みそかとなった。

例年は元旦にかけて終日参拝を受け入れている東京都渋谷区の明治神宮は、感染拡大を防ぐため、午後4時に境内の入り口を閉じた。友人と初詣に来た茨城県守谷市の会社員の男性(25)は、「コロナ禍では友人を外出に誘うときにも気を使わないといけない。新年は感染を避けながら仕事もプライベートも充実させたい」と語った。
千葉県柏市の中学3年生(15)は家族4人で参拝に。「楽しみにしていた修学旅行に行けなかった。少しでも早く日常が戻り、春からの高校生活では部活も勉強も頑張りたい」と抱負を述べた。
台東区の浅草寺にも、日中から大勢の人が参拝に訪れた。江戸川区の無職の男性(75)は高齢のため年始の人混みを避け、大みそかに参拝。知人2人が新型コロナで亡くなったといい、「家族や友人同士で注意し合わないと、感染者は減らないのではないか」と話していた。