高知城天守に27か所の傷、くぎで彫る?…クリスマスの犯行か
メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
高知市の高知城(重要文化財)で、くぎなどを使って彫られたとみられる傷が多数見つかり、管理する県が高知署に被害を届けた6日、高知県や県警は現場の被害状況を確認した。

県教委文化財課によると、昨年12月25日午後5時20分頃、巡回中の警備員が天守3階と6階で発見。5階を除く全階と天守とつながる懐徳館、東多聞など計27か所で見つかった。長さ約10~30センチの線状のものが多いという。前日の巡回では見つかっておらず、25日の開館中(午前9時~午後5時)の犯行の可能性が高い。
25日の入館者は200人を超えており、天守内には監視カメラは設けられていないことから、調査が難航する恐れもあるという。
同課の樋口裕也チーフは「これほど多くの傷が見つかった例はない。修復や取り換えることは難しく、無残な姿が後世まで残ることになる」と話している。
無断転載・複製を禁じます