高校の部活でクラスターか、茨城県「否定できない状況」
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茨城県と水戸市は11日、新型コロナウイルスに67人が感染したと発表した。感染者の累計は3207人になった。発表によると、土浦市の私立高校の部活動では男子生徒3人の感染が判明。これで生徒5人から確認され、県は「部活内でのクラスター(感染集団)発生は否定できない状況」との見解を示した。検査は続いており、感染者と接触のある生徒と教員の計24人が対象になっている。
クラスター発生の可能性がある筑西市の高齢者福祉施設では、80歳代の女性利用者の感染が分かり、同施設では計8人となった。常総市の食品加工工場でも60歳代の男性従業員が感染しており、同工場では47人目となった。ひたちなか市役所の30歳代の男性職員も感染。住民への濃厚接触はないという。
水戸市では水戸赤十字病院の40歳代男性医療技術者の感染が判明、同病院での感染者はスタッフ、患者合わせて8人となった。
水戸市以外でも医療従事者3人の感染が明らかになった。いずれも県内の病院に勤めており、40歳代女性と30歳代男性は同じ病院。各勤務先の医療提供体制に影響はないという。