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大雪で車立ち往生の教訓、高速道「予防的通行止め」…並走国道に車流れ250台が立ち往生

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 昨年12月に大雪のため、関越自動車道で大規模な車の立ち往生が発生してから16日で1か月となる。新潟県内では年末以降もたびたび大雪となったが、早めの通行止めなどが功を奏し、高速道路での立ち往生はほとんど発生せず、関越道の教訓が生きた形となった。ただ、高速道路の通行止めによって並行して走る国道で渋滞や立ち往生が起きるなど課題も残った。

 県内の関越道では昨年12月16日に大型車などが相次いで雪にはまって動けなくなった。最大2100台の車が立ち往生し、解消まで2日かかった。

 東日本高速道路は、広報や通行止めをかけるタイミング、除雪態勢などに問題があったと分析。昨年末から「予防的通行止め」や、レッカー車や小型除雪機の配備など、新たな雪対策を取り入れた。

北陸道の一部区間を通行止めにして除雪を行う作業車(12日、上越市の上越ジャンクション付近で)=東日本高速道路提供
北陸道の一部区間を通行止めにして除雪を行う作業車(12日、上越市の上越ジャンクション付近で)=東日本高速道路提供

 年明け後の今月7~11日の大雪では、特に降雪が激しくなった8日夕方以降、上信越道、北陸道、日東道、磐越道の5区間で、「予防的通行止め」を実施。9日には北陸道で80台ほどの立ち往生が起きたが、小型除雪機やレッカー車も使い、約3時間20分後には解消した。立ち往生している車の運転手には、スノーモービルで食料や燃料を提供するなど、新たな対策をフル活用して対応に当たった。

 一方、課題も残った。国土交通省北陸地方整備局によると、上越市の国道8号では、2か所で少なくとも250台の車が立ち往生し、9日夜から10日夕方まで通行止めとなった。北陸道が通行止めとなり、並走する国道に多くの車が流れたことで、除雪や車の救出が追い付かなくなったことも原因とみられる。

 同整備局の担当者は「雪の降り方や時間帯によっては、立ち往生は避けられない。高速道路側との連携をより密にし、できるだけ早く解消できるようにしたい」と話した。

 雪害に詳しい新潟大災害・復興科学研究所の河島克久教授は「高速道路と国道はどちらかを通行止めにすると、片方にしわ寄せがいく。関係者間でもっと情報共有をしてしっかり連携しなければいけない」と指摘。高速道路を通行止めにする明確な基準がないことに触れ、「基準があれば、お互いの動きが予測しやすくなる。気温や降雪量、除雪能力などから立ち往生が起きやすい状況を分析し、基準を設けるべきだ」と話している。

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1774535 0 社会 2021/01/16 11:51:00 2021/01/16 12:14:13 2021/01/16 12:14:13 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/01/20210116-OYT1I50024-T.jpg?type=thumbnail

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