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インフル患者、2000分の1に激減…コロナ対策が効果

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 新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、岩手県内でのインフルエンザの患者数は今シーズンは4人の報告にとどまり、前シーズン同期の2000分の1となっている。マスクの着用や手洗いといった新型コロナ対策が奏功したとみられ、昨年秋に危惧された同時流行は今のところ抑えられている。(有村瑞希)

◇全国的に減少

 県環境保健研究センターによると、昨年8月31日~1月24日に報告された今シーズンの感染者数は4人で、前シーズン同期の7991人より大幅に少ない。これらは1週間ごとに感染状況をまとめている65医療機関での判明分で、「県内の全感染者数」とは異なるが、1医療機関あたりの患者数は0~0・02人前後で推移し、注意報を出す基準の「10」や警報の「30」からはほど遠い。

 4人は宮古、中部、久慈、奥州保健所管内からの報告。内訳は3人が20~29歳で、1人が60歳以上。同センターは「患者同士のつながりは見られない」とする。

 インフルエンザの患者数減少は全国的な傾向だ。西松園内科医院(盛岡市)の滝川佐波子医師(59)(県医師会常任理事)は「南半球でも感染者が少なく、海外との往来も極端に減った。マスクの着用や『3密』回避といった新型コロナ対策はインフルエンザ対策と重なる部分が多く、こまめなアルコール消毒やせっけんでの手洗いが予防につながっている」と指摘する。

◇予防接種率上昇

 県内の自治体は新型コロナとの同時流行で医療体制が逼迫ひっぱくするのを防ぐため、ワクチン接種の助成を拡充してきた。読売新聞の昨年10月の調べでは、以前から接種を無料としてきた3村を除く30市町村のうち、4割にあたる12市町村が助成内容を手厚くした。

 久慈市は、これまで65歳以上の定期接種に2000円を助成してきたが、今回は無料にした。市によると、65歳以上の接種率は昨年度(昨年3月末時点)は約65%だったが、今年度は1月27日時点で約74%となった。

 一戸町は助成対象を全町民に広げ、助成額を3000円とした。高齢者の接種率は昨年度(昨年3月末時点)は約65%だったが、今年度は1月26日時点で72・6%。高校生以下の接種も昨年度(昨年3月末時点)は1255回だったが、今年度は1月26日時点で1407回だった。町の担当者は「高齢者と子供の接種は確実に増えた」と話した。

◇ノロ集団感染相次ぐ

 一方で、感染性胃腸炎の感染者は昨シーズンより少ないものの、県内では昨年11月末から1週間あたりの感染者数が100人を超えている。保育園などで相次いで集団感染が確認され、患者からノロウイルスが検出されている。

 ノロウイルスなどは口から入り腸内で増殖する。潜伏期間は1~2日で下痢や嘔吐おうとを引き起こすが、県環境保健研究センターによると、手指の消毒に使われるアルコールでは死滅しない。嘔吐物や便などの処理をする際は、使い捨てのエプロンや手袋を着けて処理したうえで、便座やドアノブを消毒する際、市販の塩素系漂白剤に使われている次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めた消毒液を使う。ただ、次亜塩素酸ナトリウムは手指の消毒には使えない。

 漂白剤を使用できないカーペットなどは、アイロンで加熱消毒するのも効果的だとする。同センターは「保育園などでは園児がハイハイしたり色々なところをなめたりするので集団感染が起こりやすい。適切な処理と手洗いで感染を防いでほしい」としている。

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1821419 0 社会 2021/02/04 23:52:00 2021/02/05 00:07:21 2021/02/05 00:07:21 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210204-OYT1I50001-T.jpg?type=thumbnail

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