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飲食店時短で打撃、運転代行が一斉スト計画…「窮状訴えるため強硬手段」

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 新型コロナウイルスの感染拡大で人の動きや会食が減少し、山梨県内の交通業界が苦境に立たされている。県が要請している東京都などとの往来自粛や、飲食店の営業時間短縮が背景にあるとみられる。運転代行業者では、足並みをそろえて休業することで窮状を訴えようとする動きもある。(鈴木経史、村岡拓弥)

バス、タクシー

閑散とした繁華街で客待ちをする運転代行の車(2日午後10時3分、甲府市で)=画像の一部を修整しています
閑散とした繁華街で客待ちをする運転代行の車(2日午後10時3分、甲府市で)=画像の一部を修整しています

 山梨交通(甲府市)は、他社との共同運行を含めた高速バスについて、甲府―新宿線で15往復を11往復に減便したほか、甲府―京都・大阪線は2日から全便運休にするなど、大幅な変更を余儀なくされた。利用者数は前年比で2~3割まで落ち込む月が続く。路線バスの利用者数も前年比約7割に減っている。同社の池田雄次・路線バス事業部長は「コロナ禍で移動手段をマイカーや自転車に変えた人も多い」と説明する。

首都圏や関西地方へ向かう高速バスの運休を告げる掲示板(3日夜、甲府市で)
首都圏や関西地方へ向かう高速バスの運休を告げる掲示板(3日夜、甲府市で)

 県バス協会によると、昨年4~9月期の売り上げは高速バスが前年同期比11・1%、路線バスが同37・8%にとどまった。鈴木修事務局長は「国の雇用調整助成金などを活用して辛うじて従業員を守っている会社が多い。バスは公共性の高い輸送手段で、簡単にやめるわけにはいかない」と訴える。

 タクシー業界も厳しい状況だ。県タクシー協会によると、昨年12月の売り上げは前年同月の57%に激減。年明けの緊急事態宣言で県外・県内ともに客がさらに減り、1月は50%を切りそうだという。同協会の担当者は「助成金など行政への支援を求めたい」とする。

運転代行業

 飲食店への時短要請で大きな打撃を受けたのが運転代行業だ。県内の業者でつくる県運転代行協力会の田中総明会長は3日、記者会見を開き、県内94あるうち42事業者が6、7の両日、一斉に休業する「ストライキ」を実施して県や自治体に支援を求めることを明らかにした。

 加盟業者への調査では、昨年の売り上げは前年の4~5割に落ち込み、少なくとも5業者の休廃業が確認された。利用者のほとんどは飲食店帰りのため、県の時短要請が追い打ちをかける格好となった。田中会長は「代行は飲酒運転を防ぐ役割も担っている。利用者や飲食店には迷惑をかけるが、窮状を訴えるため強硬手段をとることにした」と理解を求めた。

道の駅

 一方、観光客やドライバーが利用する道の駅にも影響が出ている。首都圏からの客が6割を占める「道の駅こぶちさわ」(山梨県北杜市)は、併設する宿泊施設や温泉施設を1日から1か月間の臨時休業とした。運営する「スパティオ小淵沢」の高橋一成・総支配人は「感染防止のためにやむを得ないが、東京などで緊急事態宣言が続くのはやはり厳しい」と肩を落とした。

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1821290 0 社会 2021/02/04 22:57:00 2021/02/04 23:18:53 2021/02/04 23:18:53 閑散とした繁華街で客待ちをする運転代行車(2日午後10時3分、甲府市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210204-OYT1I50030-T.jpg?type=thumbnail

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