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住民悩ませ40年、「西湘の凶暴サル軍団」最後の1頭を捕獲…4年がかりの作戦終了

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ワナで捕獲された「S群」最後の1頭(小田原市提供)
ワナで捕獲された「S群」最後の1頭(小田原市提供)

 神奈川県小田原市周辺などで40年以上住民を悩ませてきたサルの群れ「S群」の最後の1頭が、昨年12月に捕獲されていたことがわかった。果樹や野菜を食べ回り、民家に侵入して室内を荒らすとして「西湘の凶暴サル軍団」とも呼ばれていたが、同市などの4年がかりの捕獲作戦で消滅した。

 同市環境保護課などによると、S群は1970年代から小田原や箱根、南足柄などの住宅地に出没したサルの群れで、生息地の「須雲川流域」の頭文字から名付けられた。

 最盛期の91年には59頭に及び、2000年代以降も20頭ほどで推移。05年度には地元猟友会などが「追い払い隊」を結成し、捕獲したサルに発信器付きの首輪を着けたが、被害はなくならなかった。

 5年ほど前に自宅で追い回された女性が階段から転落して負傷する事案も発生したことから、県は17年度にS群を「管理困難な群れ」に認定。小田原市や地元猟友会などと協力し、猟銃とワナによる全頭捕獲作戦に乗り出していた。

 18年度は5頭、19年度は2頭まで減少し、昨年夏頃から最後の1頭を探していたが、同12月9日、同市板橋地区でワナにかかっているのが確認された。

 同市久野の農家の男性は「収穫前のミカンを食べ散らかし、家の中でフンをする。子供や高齢者だと襲ってくる凶暴な群れだったので一安心」と話した。同市などは、真鶴町にかけて生息する別の群れ(約20頭)の全頭捕獲も検討している。

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1822895 0 社会 2021/02/05 17:57:00 2021/02/05 20:37:55 2021/02/05 20:37:55 ワナで捕獲されたS群最後の1頭(小田原市提供) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210205-OYT1I50006-T.jpg?type=thumbnail

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