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「猿団子」順位高いオスほど内側の暖かい位置に…京大霊長類研

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 ニホンザルが冬に身を寄せ合う「猿団子」で、群れの中での順位が高い雄ほど、内側の暖かい位置にいることを確かめたと、京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の石塚真太郎研究員(行動生態学)が国際専門誌の電子版で発表した。順位の高さが生存に有利に働く可能性を示す成果という。

ニホンザルが互いに身を寄せ合って形成する猿団子。ボスザル(中央)が内側に割り込もうとしている(2020年12月、香川県土庄町で)=石塚研究員提供
ニホンザルが互いに身を寄せ合って形成する猿団子。ボスザル(中央)が内側に割り込もうとしている(2020年12月、香川県土庄町で)=石塚研究員提供

 ニホンザルを含む多くの動物にとって、寒さは繁殖機能の低下などにつながるため、防寒は重要になる。猿団子は、暖を取ることが目的と考えられている。

 石塚研究員は2017年12月、瀬戸内海の小豆島にある銚子渓自然動物園「お猿の国」(香川県土庄町とのしょうちょう)で、大人の雄6匹を含む約150匹の放し飼いの群れを調査。21匹以上が加わる大きな猿団子の形成を計56回確認し、撮影した写真を分析した。

 内側を陣取った割合は、順位1位のボスザルが約6割(46回中29回)、2位のサルが約4割(12回中5回)で、下位の雄ザルより高かった。また、順位が高いほど、猿団子の中でより多くのサルに囲まれる傾向があることも確認した。

 小川秀司・中京大教授(霊長類学)の話「雄の順位の高さは、餌を得ることや、雌と優先的に交尾をすることにつながると考えられていた。今回は猿団子で暖を取るところにまで関わることを示しており、非常に興味深い成果だ」

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1822485 0 社会 2021/02/05 14:29:00 2021/02/05 16:50:21 2021/02/05 16:50:21 猿団子の内側に割り込もうとする、群れの中の順位1位のボスザル(中央)。2020年12月。石塚真太郎・京都大霊長類研究所研究員提供。香川県土庄町で。 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210205-OYT1I50065-T.jpg?type=thumbnail

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