生活困窮者支援へホテル7室借り上げ、市のPR不足で利用1人だけ
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さいたま市が年末年始に、新型コロナウイルスの影響で生活に困窮した人の支援のためにホテル計7室を借り上げたにもかかわらず、PR不足から、利用が1人だけだったことがわかった。8日の市議会定例会の代表質問で、高橋篤副市長は「周知が遅くなったことは反省すべき点」と述べた。
年末年始の生活困難者らへの支援については、厚生労働省が昨年11月24日、年末年始の対応窓口の開設などを求める通知を発出。市は同27日に、通知に基づきホテル5室を昨年12月21日~1月18日に借り上げることを決めた。
しかし、年末年始の相談などに対応する職員の調整に時間がかかったため、市は昨年12月26日になってようやく、生活困窮者の宿泊所を用意していることをホームページとツイッターに掲載した。市はその後、さらに2室を借り上げたが、結局、利用したのは1月1日からの3泊4日で宿泊した1人だけだったという。