「黙活」いくつ知ってる?…黙食に黙筋トレ、黙乗まで増殖中

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利用者に「黙筋トレ」を呼びかけるスポーツジム(5日、東京都渋谷区で)
利用者に「黙筋トレ」を呼びかけるスポーツジム(5日、東京都渋谷区で)

 新型コロナウイルスが流行する中、「黙」という言葉を使って会話を控えるよう呼びかける動きが広がっている。食事中に会話しない「黙食もくしょく」を機に、ジムでの「黙筋もくきんトレ」や銭湯での「黙浴もくよく」なども登場した。こうした“黙活のすすめ”には、「味気ない」との声もあるが、多くの人は「感染拡大の防止と様々な活動の両立につながる」として、好意的に受け止めているようだ。

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■「筋肉談議」控えて

 東京・原宿の「ゴールドジム原宿ANNEX」では5日、「黙筋トレ」と太字で書かれたポスターがあちこちに掲げられる中、マスク姿の利用者が黙々とトレーニングに励んでいた。週に5回ほど訪れる世田谷区の自営業の男性(38)は「複数で利用し、つい話が盛り上がってしまう場合に、会話を控えるきっかけになる」と話した。

 運営会社のTHINKフィットネス(東京都江東区)によると、1月18日以降、全国95店のジムで呼びかけを始めた。以前からマスクの着用に加え、手や使用後の器具の消毒などを求めていたが、効果的なトレーニング方法やサプリメントなどの「筋肉談議」に花が咲き、声が大きくなる場面もみられたためだ。

 約3週間前から同僚らと利用する世田谷区の会社員の女性(36)は「嫌みな感じがなく、前向きに感染対策に取り組める」と呼びかけを評価。同店マネジャーの河西大樹さん(28)は「多くの人に安心して利用してもらうために一役買っている」と実感している。

■カレー店提唱

 大阪府の高槻市営バスは1月下旬から、全ての路線バスの車内に「黙乗もくじょうにご協力ください」という注意書きを掲げている。

 職員用喫煙所に「黙煙もくえん」と記した紙を貼ったのは、栃木県足利市内の福祉施設。鹿児島県も5日、県内の高齢者施設でクラスター(感染集団)の発生を防ぐため、職員らに喫煙所での会話自粛の徹底を要請した。

 こうした「黙活」の流れを呼び込んだのは、福岡市のカレー店「マサラキッチン」が提唱した黙食だ。1月15日、ツイッターに「黙食にご協力ください」「お食事中の会話が飛沫ひまつ感染リスクになります」と訴えるポスター画像を投稿すると、各地の飲食店が続々と追随。京都市や栃木県真岡市も市内の飲食店に黙食を呼びかけている。

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