車内に「笑う岩偶」など謎めいたイラスト、沿線には6遺跡…「秋田縄文号」運行へ
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秋田内陸縦貫鉄道で誕生した新しい観光車両「秋田縄文号」の試乗会が11日、秋田県北秋田市の阿仁合駅―比立内駅間で行われた。

阿仁合駅のホームで関係者がテープカット。同社の吉田裕幸社長は「新型コロナで落ち込んだ観光需要の回復を
車両の外観は濃い茶色で縄文風のラインがあしらわれ、太古のロマンへ旅情を誘う。今年、世界文化遺産登録を目指す伊勢堂岱遺跡をはじめ、藤株、漆下、白坂(いずれも北秋田市)、潟前、黒倉(いずれも仙北市)の6遺跡が沿線に点在しており、車内には板状土偶や「笑う岩偶」など謎めいた出土品のイラストが描かれている。動力を持たないため、昨年運行を始めた観光列車「笑EMI」と連結して運行する。
今後、デビュー記念で19、23日に縄文ゆかりの地を巡るモニターツアーが行われるのを始めに、毎月第2土曜日に運行される予定。
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