2体目「渋沢栄一」、子孫からも「そっくり」とお墨付き
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14日から放送開始されるNHKの大河ドラマ「青天を

2体目は80歳頃の渋沢を再現しており、帰郷した際に寝泊まりした上座敷に紋付きはかま姿で正座。ゆっくりとした動作で周囲を見回し、時にはほほえんだり瞬きしたりしながら、表情を変化させている。公開に立ち会った小島進市長は「生前を知っている子孫の方から、『そっくりだ』とのお墨付きをもらっている。面と向かうと、本人から『しっかりしろ』と言われている気がする」と語った。
見学客の1人で、埼玉県加須市から来た男性(71)は「渋沢栄一は現在の日本の基礎を作った郷土が誇る偉人で、ドラマが放送されるのを機に訪れた。アンドロイドは、威厳がある中にも人間味がある」と見入っていた。
1体目のアンドロイドは新1万円札の肖像に近い洋装姿で、昨年7月に同市の渋沢栄一記念館で、事前予約制の公開が始まった。2体目は「中の家」の耐震工事が終わってから公開する予定だったが、大河ドラマの放送期間に合わせて公開を早めた。公開時間は午前9時から午後5時まで。