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東京都は15日、昨年11月中旬から今年1月末までの間に、都内の新型コロナウイルス感染者計838人の報告漏れがあったと明らかにした。保健所側のシステム入力などにミスがあったとしている。都内の新規感染者は1月7日に最多の2447人を記録したが、修正により73人増えて、2520人となる。
都によると、報告漏れがあったのは昨年11月18日~今年1月31日に、都内の18の保健所が確認した新規感染者の一部。都は昨年12月29日から、国の情報システム「HER―SYS(ハーシス)」を利用して感染者数を把握する体制に移行したが、保健所がハーシス入力後、確認ボタンを押し忘れたため、データが都などに届かなかった。ハーシス移行前はファクスで感染者の発生を報告していたが、その際に送信ミスがあった。
都は「感染者が急増して対応しきれなかった。今後は保健所と双方で確認していきたい」としている。都は昨年5月11日に146人分、同21日には69人分の感染者数を訂正しており、大幅な訂正は3回目となる。