のり面崩落の常磐道、4日ぶりに通行止め解除…福島県内の公立校すべて再開
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福島、宮城両県で震度6強を観測した地震で、のり面が崩落し、通行止めとなっていた常磐自動車道の相馬インターチェンジ(IC)―新地IC間は17日夜、復旧作業が終了し、4日ぶりに通行止めが解除された。
常磐道は、福島県相馬市の相馬IC付近で下り線ののり面が約70メートルにわたって崩れ、道がふさがれた。東日本高速道路は土砂を撤去し、のり面は応急的に補強した。本格的な補修の方法や時期は今後検討する。
千葉県から岩手県釜石市へ、震災復興のための機材を運ぶトラック運転手(62)は、現場手前のサービスエリアで解除を待ち、「思ったよりも早く、ほっとした。常磐道を通れないとかなり遠回りになる。助かった」と
一方、福島県内では地震で公立学校50校が臨時休校となったが、17日までにすべて再開した。同日午前9時時点の総務省消防庁の集計によると、地震による負傷者は福島、宮城など10県で計173人。住宅被害は福島、宮城、山形の3県で計1997棟となっている。