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京急線踏切での衝突死亡事故、ブレーキの遅れが原因…安全委「信号見えにくく即座に反応困難」

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 横浜市の京浜急行線の踏切で2019年、快特電車が大型トラックに衝突し、脱線した事故で、運輸安全委員会は18日、運転士(29)がブレーキをかけるのが遅れたことが事故の原因だったとする報告書を公表した。ブレーキ遅れの要因として、運転士に異常を知らせる信号が見えにくく、設置位置が踏切に近すぎた可能性があるとも指摘。京急に再発防止を求めた。

 報告書によると、電車は19年9月5日午前11時45分頃、横浜市神奈川区にある神奈川新町駅南側の踏切で、トラックに時速約62キロで衝突し、脱線した。トラックの運転手(当時67歳)が死亡し、乗客と運転士、車掌の計77人が重軽傷を負った。

横浜市内の京浜急行線の踏切で、列車と大型トラックが衝突し、トラック運転手の男性が死亡、運転士や乗客30人以上がけがをした。横浜市神奈川区で。2019年9月6日撮影
横浜市内の京浜急行線の踏切で、列車と大型トラックが衝突し、トラック運転手の男性が死亡、運転士や乗客30人以上がけがをした。横浜市神奈川区で。2019年9月6日撮影

 踏切の手前391メートルには、踏切内で障害物が検知された際に点滅する信号が設置されていた。電車は時速約120キロで走行しており、信号が見える地点(信号の手前176メートル)を通過してから1・8秒以内に非常ブレーキを使えば踏切手前で停止できたが、運転士は4秒後に、踏切から422メートルの地点で通常のブレーキをかけ、その後、非常ブレーキも使用していた。

 運転士は安全委の調査に対し「信号の点滅に気づいてすぐに通常ブレーキを操作した。踏切までに停止できないと思い、非常ブレーキを使った」と話している。

 安全委はブレーキの遅れの要因について、異常を知らせる信号の点滅に「運転士が即座に反応することは困難」と指摘。架線や柱に遮られて信号が見えにくく、設置位置も踏切に近すぎて運転士が十分に確認する時間がなかった可能性があるとした。

 京急は当時、内部規定で、使用するブレーキの選択を運転士に任せており、この規定も事故の要因になった可能性があるとしている。

 一方で、トラックが踏切内にいた理由は、運転手が死亡しており、不明とした。

 京急は事故後、停止信号で止まる際に非常ブレーキを使うことを内規で明示。現場に信号を増設したうえで、他の踏切9か所で信号の増設を進めている。

 事故の影響で、一部区間の上下線が2日間運休した。

 神奈川県警は、死亡した大型トラックの運転手について過失往来危険や自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)などの容疑で捜査している。運転士側の過失の有無も慎重に調べている。

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1851303 0 社会 2021/02/18 11:41:00 2021/02/18 13:51:32 2021/02/18 13:51:32 横浜市内の京浜急行線の踏切で、列車と大型トラックが衝突し、トラック運転手の男性が死亡、運転士や乗客30人以上がけがをした。横浜市神奈川区で。2019年9月6日撮影。同月13日読売中高生新聞[ウィークリーダイジェスト]掲載 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210218-OYT1I50019-T.jpg?type=thumbnail

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