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最初は「なめられていました」…新人イルカ調教師デビューへ

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 静岡県沼津市の水族館「伊豆・三津シーパラダイス」に、4月のショーデビューを目指す一人と一頭の新人がいる。本番が近付く中、新型コロナウイルスが収束した後に来場してくれる観光客らを笑顔にするため、演技の習得に日々、励んでいる。

2頭のイルカとショーの練習に励む伊藤さん
2頭のイルカとショーの練習に励む伊藤さん

 新人の一人は、イルカのトレーナーを目指して昨年1月に入社した伊藤結香さん(21)だ。まずは飼育やショーの補助などを経験し、昨年12月から本格的にイルカショーの練習を始めた。

 バンドウイルカの「スダチ」と「カボス」が相棒となる。いずれもメスの22歳というベテランだけに、最初は合図にそっぽを向いて従わなかった。伊藤さんは「なめられていました」と苦笑いする。それでも、時間をかけて2頭と接することで、イルカの背中に乗る「ライド」など20種類近いショーの演目をこなせるようになった。

 今は「スカイハイジャンプ」を特訓している。水中から同時にジャンプする2頭にそれぞれ足を乗せて高く舞い上がるという、最大の見せ場だ。2頭への合図が合わないなど、まだ失敗することもある。「観客に笑顔を与えている先輩たちに、早く近付きたい」と話す伊藤さんは、寒い中でも毎日、プールに飛び込んでいる。

山田さんの合図で前ビレを振るガブ
山田さんの合図で前ビレを振るガブ

 もう一方の新人は、オスのゴマフアザラシ「ガブ」君。一昨年3月にシーパラダイスで生まれた。今や体長1メートル30、体重44キロに育った「イケメン」は、シーパラダイスとして8年ぶりになるゴマフアザラシのショー出演に挑戦する。

 シーパラダイスでは、動物の健康診断のため、飼育員の指示で体の向きを変えるなどの動きを覚えさせている。飼育と海獣ショー担当の山田健太朗さん(27)は、ガブは好奇心があり、素直に指示を覚えることから、「ショーをやれるのではないかと思った」と振り返る。

 現在は1日3回、各10~15分の訓練を積み重ねており、合図に合わせて前ビレを振る「バイバイ」やプール内で体をくるくる回す「回転」など数種類の芸を習得中だ。山田さんは「やる気があり、見た目もかわいいので、アイドルになる可能性がある」と、目を細めている。

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1856120 0 社会 2021/02/20 09:56:00 2021/02/20 10:13:28 2021/02/20 10:13:28 2頭のイルカとショーの練習に励む伊藤さん(伊豆・三津シーパラダイスで)=安江清彦撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/02/20210219-OYT1I50021-T.jpg?type=thumbnail

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