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古着の山を宝の山に…「衣服ロス」防げ、輸出や染め直しで廃棄回避

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 新品やまだ着ることのできる衣服が廃棄される「ファッションロス(衣服ロス)」が新たな環境問題になっている。大量の温室効果ガスの排出につながっているとされ、民間では業界を超えて廃棄を減らす取り組みが広がる。(山下真範)

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倉庫に山積みとなっている古着入りの茶色い回収袋(2月8日、千葉県木更津市で)=日本リユースシステム提供
倉庫に山積みとなっている古着入りの茶色い回収袋(2月8日、千葉県木更津市で)=日本リユースシステム提供

 2月上旬、千葉県木更津市の再利用業者の倉庫には、茶色い回収袋が約1500個も山積みになっていた。袋の中身は約7万5000着分の古着などで、重さは約30トン。カンボジアやモンゴルなどに輸出され、現地で販売される。

 これは再利用業者の日本リユースシステム(東京)などが手がける回収サービス「古着deワクチン」で集められたものだ。このサービスでは、利用者が3300円を支払って古着を回収してもらう代わりに、1回当たり5人分のポリオワクチンがNPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」(東京)を通じてアジアの途上国に寄付される。

 サービスが始まった2010年には年間432トンだった古着の輸出量は、20年には10倍の4320トンに上った。日本リユースシステムの広報担当者は「愛着のある服を安価で売るよりは、ワクチンを通じて身近な社会貢献をしたいという利用者が多い」と話す。

再利用ブランド

 アパレルメーカーも再利用に力を入れる。

 若者向けの「グローバルワーク」などのブランドで知られるアパレル大手のアダストリア(東京)は昨年6月から、販売が終了した新品や古着を黒く染めて再利用したブランドを展開する。黒染めで汚れなどを消せる上、色の出方の違いで個性も生まれる。廃棄される衣服に新たな価値をつけることで無駄を減らすことを狙う。

 17年から店舗などで顧客の古着を回収し、ポリエステルなど衣服の原料などに再利用する取り組みも行っており、回収量は年間10トン程度に上る。今後は商品を製造する過程で出た二酸化炭素(CO2)の排出量などをネット販売時に画面に表示するブランドを作る予定という。

 

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1890605 0 社会 2021/03/06 15:20:00 2021/03/06 16:10:26 2021/03/06 16:10:26 倉庫に山積みとなっている古着入りの茶色い回収袋=日本リユースシステム提供(千葉県木更津市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210306-OYT1I50052-T.jpg?type=thumbnail

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