読売新聞オンライン

メニュー

ニュース

動画

写真

スポーツ

コラム・連載・解説

発言小町

漫画

教育・受験・就活

調査研究

紙面ビューアー

その他

サービス

読売新聞のメディア

購読のお申し込み

読売新聞オンラインについて

公式SNSアカウント

84歳の女子高校生が卒業…ずっと心残りだった中退、80歳で「学び直し」決意

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 埼玉県立大宮中央高校の通信制に通っていた松浦基美子さん(84)が7日、卒業した。夢だった美容師の道に進むために断念した高校生活に再挑戦しようと、80歳で一念発起。晴れの日を迎え、「楽しくてしょうがなかった」と家族や恩師と喜びをわかちあった。

子供らと写真撮影に応じる松浦さん(右から3番目)(7日、大宮中央高校で)
子供らと写真撮影に応じる松浦さん(右から3番目)(7日、大宮中央高校で)

 松浦さんは韓国出身で5歳の頃に来日した。中学校を卒業後、蕨市の美容学校に通う傍ら、県立浦和一女高定時制に入学。しかし、両立は多忙を極め1年で高校を退学した。美容師の資格取得後は住み込みで働いた。18歳で結婚し、4人の子供を育てながら30歳代前半で独立し、蕨市などで7店舗を展開させた。

 「もう一度やり直したい」。70歳代前半で店を閉めると、当時の「後悔」が頭をよぎるようになる。卒業できなかったことが常に心残りだった。誰にも相談することなく学び直しを決意し、大宮中央高の通信制に入学した。80歳だった。

 再び始まった高校生活では、数学、国語、社会などの週1回のリポートを提出し、若者と一緒に徒競走やボール投げなどにも参加した。「内容は昔と違って難しかった」が懸命に取り組み、4年かけて卒業した。

 7日の卒業式には4人の子供も駆け付け、三男の賢次さん(55)は「卒業したことに驚いた。尊敬し、誇りに思う」と話し、小池真也校長は「人生の先輩に努力することの大切さを学んだ」と語った。

 卒業証書を手にした着物姿の松浦さんは「挑戦して本当によかった。幸せな日々だった」とほほ笑んだ。

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
1894255 0 社会 2021/03/08 11:58:00 2021/03/08 17:11:31 2021/03/08 17:11:31 子供らと写真撮影に応じる松浦さん(右から3番目)(7日午前11時36分、大宮中央高校で)=水野友晴撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210308-OYT1I50016-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)