メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
国連が定める「国際女性デー」の8日、関連するイベントが各地で開かれた。参加者らは女性の権利擁護やジェンダー平等の実現などを訴えた。
東京など11都府県では、女性の生き方を考える「国際女性デー ハッピーウーマンフェスタ2021」が開催された。その一環で、持続可能な社会づくりに貢献し、さらなる活躍が期待される女性として、俳優の黒柳徹子さん(87)や剛力彩芽さん(28)、デザイナーのマリエさん(33)らが都内で表彰された。
フェスタは国際女性デーの定着を目指して17年に始まり、毎年、セミナーや表彰式を実施している。3月8日にイタリアなどで女性に日頃の感謝を込めて黄色いミモザの花が贈られることにちなみ、受賞者は黄色の衣装や装飾品を着けて登壇した。
各国の男女格差を測るジェンダー・ギャップ指数で日本は調査対象の153か国中121位と低迷し、特に政治、経済分野での差が大きい。受賞者らはこうした点にも触れながら、女性が活躍できる社会の重要性などを呼びかけた。
このうち、剛力さんはジェンダー平等を始めとするSDGs(持続可能な開発目標)に関する課題をラジオや執筆を通じて積極的に発信しており、「女性が幸せに生きられ、発言できるよう、私らしく発信していきたい」と語った。
一方、東京・霞が関の法務省前では8日、性暴力の根絶を目指す「フラワーデモ」が行われた。雨の中、約100人の女性たちが赤や黄色の花を持って並び、自身の体験を交えながら、性暴力や性差別に抗議した。