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水道普及していない人口372人の村、住民の半数が「集落の維持難しい」

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 人口減少が進む高知県大川村の住民は、8割は16ある集落で暮らし続けたいと考えているが、半数は集落の維持が難しいと考えている実態が、村が行ったアンケートでわかった。人手不足が深刻化しているためで、村は今後、地域おこし協力隊員の配置の見直しなど、集落維持の方法を検討するとしている。(福田友紀子)

 村では、一部の集落を除いて水道が普及しておらず、沢から引いた水をタンクにためて共同で使っている。そうしたタンクの掃除や配管の管理、生活道路の草刈りや神社での地域行事など、集落で行う作業は多いが、現状でも人手の少ない集落では村職員がボランティアで手伝っているという。

 村は、人口400人の維持を目標にしているが、2月末時点の人口は372人。中には1世帯だけの集落もあり、村議会でも「集落維持のため村民の考えを聞いてはどうか」と指摘されたこともある。

 18歳以上の村民を対象に昨年11、12月に、村職員が自宅や勤務先を訪ねて聞き取った。264人に依頼し、229人の回答を得た。

 調査では、77・3%が住んでいる集落に住み続けたいと回答。一方で、集落の抱える課題について、36・4%が「大いに感じる」、35・5%が「少し感じる」と考えており、7割以上が課題があると考えている。一方で、集落の維持については「課題はあるが、維持は可能」の回答が41%で最多だったが、「わからない」(37%)や、「維持できない」(13・8%)をあわせると半数を超え、厳しい実態が浮き上がった。

 集落の課題では、▽水道や道路の維持管理▽集落内行事の実施▽交通手段の不足――などを指摘する声が多かった。自由記述欄でも、「草刈りや雪かきなどで人手が足りない」「高齢者が増えて生活用水の管理が困難になっている」など、具体的な不便を訴える意見が目立つ。

 和田知士村長は、これまで村の一部に偏りがちだった地域おこし協力隊をできるだけ多くの集落で居住させ、関係づくりや生活面での安心につなげるなどの対策を示した上で、「難しい現状はあるが、生まれ育った集落で暮らしたいという村民の思いを受け止め、地域を守っていきたい」と話していた。

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1901806 0 社会 2021/03/11 01:05:00 2021/03/11 01:05:00 2021/03/11 01:05:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210309-OYT1I50103-T.jpg?type=thumbnail

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