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【独自】空き教室でわいせつ行為多発、全国8万室「学校の死角」に…私物化する教員も

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 教員が「指導」などと称して児童生徒を呼び出し、わいせつな行為をする事例が目立つ。現場となるのは、空き教室や倉庫など、目が届きにくい「学校の死角」だ。文部科学省によると、全国の公立小中学校の空き教室は計約8万室に上り、自治体の中には新年度を前に対策に乗り出すところも出ている。

私物化

 

 今年度、教員のわいせつ・セクハラによる懲戒処分は14件(監督責任除く)で、前年度から倍増している千葉県教育委員会。「指導の徹底や研修強化などの手は打っている。なぜ、こんなに多いのか……」と担当者は苦悩する。

 2月には県立高校の教員が空き教室を部活動の顧問室として私物化し、そこで女子生徒にわいせつな行為をしていたことが判明。県教委では教員を懲戒免職にし、県内の公立学校の校長に校舎の緊急点検を指示した。

 空き教室などが私物化されていないかの調査とともに、施錠などの対策を講じ、新入生を迎える4月を目前にして本腰を入れる。

 また、関東のある自治体では、小学校教員の男が児童7人に空き教室などでわいせつな行為をしたとして、裁判所は2019年12月、男に懲役14年の判決を言い渡した。教委担当者は「校内のどこに死角ができるのかを確認し、施錠や見回りの徹底を図る」と語る。

指導は廊下で

 空き教室の悪用は全国で見られる問題だが、有効な手立ては講じられていない。

 北九州市では19年7月、中学校講師の男が、空き教室で女子生徒にわいせつな行為を繰り返したとして懲戒免職になった。栃木県でも20年11月、小学校教員の男が、女子児童が体操着に着替える際に使う空き教室にスマートフォンを設置。複数の児童の着替えを盗撮したとして、県教委は今年1月、懲戒免職にした。

 大阪地裁は今年1月、約2年半にわたって女児12人に空き教室などでわいせつな行為をしたとして、大阪府門真市立小学校の元講師の男に懲役5年6月の実刑判決を言い渡した。

 同市教委の担当者は「空き教室を児童の指導にも使用していたが、そこを悪用されてしまった」とし、指導については廊下で行ったり、ドアを閉めないで実施したりすることなどを各校に指示した。

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1941466 0 社会 2021/03/27 15:00:00 2021/03/27 18:35:11 2021/03/27 18:35:11 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210327-OYT1I50029-T.jpg?type=thumbnail

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