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【独自】55万円「シャネル」にJCBギフトカード111枚差し出す、「おかしい」と直感した店員

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 ジェーシービー(JCB)が発行する商品券「JCBギフトカード」の偽造券が昨年、東京や愛知、大阪などで計2700枚以上見つかっていたことが捜査関係者への取材でわかった。精巧なため、偽造券と判明せずに金券ショップなどを通じて一部が市場に流通している可能性もある。昨年3月にデザイン変更された「新券」の偽造券も含まれ、警察当局は暴力団などの資金源になっているとみて警戒を強めている。(糸井裕哉、伊藤大輔)

組員が「首謀」

 「おかしい……」。昨年1月20日、大阪市中央区の輸入ブランド品店。16歳少年を接客した30歳代の女性店員はそう直感した。

 少年が購入しようとしたのは、約55万円もする「シャネル」のバッグ。店員に差し出したのは額面5000円のJCBギフトカード111枚だった。店員は「10万円分以上の商品券を出された場合は照会する」という店のルールに従い、JCBに連絡。券の特徴を伝えたところ偽造券と判明し、少年と見張り役の男の2人が偽造有価証券行使容疑などで逮捕された。

 その後、愛知県警と大阪府警の捜査で首謀者として浮上したのは、指定暴力団山口組系の「野内組」(岐阜市)組員の男(32)だった。関係者の供述などから男の関与を裏付け、今年2月に逮捕。男は3月17日、偽造有価証券行使罪などで名古屋地裁に起訴された。

中国から密輸か

 捜査関係者によると、JCBギフトカードの偽造券は昨年、東京、愛知、大阪のほか、野内組の拠点の岐阜県などで計2700枚超が押収された。このうち917枚を押収した愛知県警の幹部は「かなり精巧で、店頭でとっさに見抜くのは難しい。客が大量に持っていた場合、JCBに照会してほしい」と話す。

 大半は前年の2019年に全国の小売店や金券ショップで5000枚以上見つかったものと同一の偽造券で、券番号が「6」で始まり、切り離す部分のミシン目が粗いなどの共通点がある。同年に北海道警に逮捕された20歳代の男は調べに「中国から1万枚近い偽造券が持ち込まれたと聞いた」と供述したという。

 暴力団関係者らのほか、中国人も各地で摘発されている。捜査当局は、海外の犯罪組織が密造した偽造券が大量に日本に持ち込まれた上、暴力団と中国人グループの2ルートでばらまかれているとみている。

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1945747 0 社会 2021/03/29 15:00:00 2021/04/15 09:59:16 2021/04/15 09:59:16 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/03/20210329-OYT1I50044-T.jpg?type=thumbnail

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