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2016年4月の熊本地震で被災した熊本城(熊本市中央区)の天守閣の復旧が完了し、6日、内部が報道陣に公開された。城の復旧の歩みなどを紹介する展示エリアが整備され、26日には5年ぶりに一般公開が再開される。

天守閣は、大天守(地上6階、地下1階)と小天守(地上4階、地下1階)からなる。地震では大天守の大半の瓦が崩落。石垣も崩れ、内部の壁にはひびが入った。熊本市は「復興のシンボル」と位置づけ、最優先で復旧に着手。二つの天守は最上階を解体して再建し、軽量化した瓦を使うなどして耐震性を高めた。崩れた石垣は大半を再利用して積み直し、3月24日に復旧を終えた。城全体の復旧完了は37年度の予定。
展示エリアでは、地震前と被災時の熊本城を再現した模型のほか、城の歴史や復旧の歩みが学べるパネルなどが並んでいる。