「宣言」下の宮城遠征中に野球部員発熱…応急処置で解熱剤、後に陽性2人判明

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 新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生した福島県いわき市の東日本国際大は10日、記者会見を開き、3月時点で硬式野球部内に体調不良者が出ていたことを認めて謝罪した。酒井吉広・理事長室アドバイザーは「大学の対応に不備があったとのそしりは免れない」と話した。同大は監督、コーチや大学幹部の処分を今後検討する。

 同大によると、3月13日に部員の1人が体調不良を訴え、校医を受診して風邪と診断された。22日にも部員1人が体調不良を訴えていた(副鼻腔びくう炎と診断)。

 結果的に2人はその後のPCR検査で陰性だったが、体調不良者を把握しつつ野球部は29日から3日間、宮城県へ遠征。現地でも30人中3人が発熱などの体調不良を訴えたが、応急処置で解熱剤を服用させて休ませた。この3人のうち2人が陽性となるなど、野球部ではこれまでに42人の感染が判明した。

 同大はクラスターの発生を受け6日に記者会見を開いたが、体調不良者などの経緯は公表しなかった。

 福迫昌之野球部長は理由について、体調不良になった遠征メンバーの検査結果が出ていなかったと説明。「意図的ではないが、体調不良はよくあること。自己申告で病院に行ったり、休ませたりしていたので漏れてしまった」と釈明した。酒井アドバイザーは「平時なら校医の診断でよいが、PCR検査を受けさせるべきだった」と話した。

 また、学生寮の共用スペースの食堂で、密を避けようと遅めに食事に来た部員がコーチから注意されたことも認めた。福迫部長は「コーチはスムーズにやるために注意したと思われるが、コミュニケーションのまずさを見直したい」と話した。

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1977612 0 社会 2021/04/11 09:56:00 2021/04/11 12:15:59 2021/04/11 12:15:59

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