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池袋の洋食店「最後の1時間は来客増で密に」…公園で飲む学生「一体どこで飲めばいいんですか」

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 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う3度目の緊急事態宣言期間が25日、始まった。東京都内有数の繁華街・池袋では、百貨店などが一部フロアを除き臨時休業。飲食店も酒の提供を見合わせて夜8時に閉店したり、臨時休業したりする一方、普段通りに買い物に訪れる人の姿や、営業を続ける施設もあった。昼と夜の池袋駅の周辺を取材した。(長嶋徳哉)

■行き交う人々

 東武百貨店池袋本店では、この日朝から、食料品売り場などを除くフロアを臨時休業とし、休業中のフロアに続くエスカレーターなどを止めていた。板橋区の70歳代の女性は、「ハンドクリームを買い足そうと立ち寄ったが、休業をすっかり忘れていた。変異ウイルスが猛威を振るっていると聞くので、家に帰ります」と話していた。

 一方、昼間の池袋駅構内は多くの人が行き交い、改札付近のコンコースの壁際には、待ち合わせをする人たちが1、2メートル間隔でスマートフォンを片手に立っていた。

多くの人が行き交うサンシャイン60通り(25日午後2時頃、豊島区東池袋で)
多くの人が行き交うサンシャイン60通り(25日午後2時頃、豊島区東池袋で)

 小規模な店は営業しているところが多く、駅近くのアパレル店の20歳代の男性店長は「これまでとあまり変わらない印象。(人出が少なかった)昨年の宣言時とは全く違う」。駅周辺では区の車が巡回し、スピーカーで「若い方も重症化する恐れがあるので、会食や飲酒、密になる集まりは控えましょう」と呼びかけた。

■寄席に列

 西口の寄席「池袋演芸場」の前では、常連客が午後の公演に向け、朝から列を作っていた。杉並区の50歳代の夫婦は「こういう形でしか応援できない。大変な時代だが、笑える時間は残してほしい」と、落語家の名前が書かれた立て看板を見上げた。

 同演芸場を含む都内四つの寄席は、都から無観客にするよう要請されたが「社会生活の維持に寄席は必要」と観客を入れて開催した。男性支配人(55)は「(寄席を)開くことへの葛藤もあるが、こんな時だからこそ、皆さんの締め付けられた心が安らぐ一席になればと願う」と話していた。

■「どこで飲めば」

 午後8時、オムライスやカキフライなどが人気の老舗洋食店は、早い閉店を客にわびながら、この日の営業を終えた。普段はビールやグラスワインを提供しているが、今回の宣言を受け、酒類提供も見合わせた。オーナー(68)は「時短要請は守らざるを得ないが、最後の1時間にかえって来客が増えて密になる。大型連休中は、さらに短時間に客が集中するのではないか」と危惧していた。

夜の区立池袋西口公園では、缶ビールやつまみを持ち寄り、飲み会をする人たちの姿も(25日午後8時40分頃)
夜の区立池袋西口公園では、缶ビールやつまみを持ち寄り、飲み会をする人たちの姿も(25日午後8時40分頃)

 同店周辺の飲食店も午後8時を境に次々閉店。午後9時前には、多くの店の明かりが消え、街灯の明かりが目立つようになった。

 しかし、区立池袋西口公園周辺では屋外で飲み会をする若者の姿も。缶酎ハイなどを飲んでいた大学3年の男性(20)と専門学校3年の女性(20)は「店で酒が飲めないのはきつい。一体どこで飲めばいいんですか」と不満を漏らしていた。

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2012664 0 社会 2021/04/26 19:57:00 2021/04/26 20:49:50 2021/04/26 20:49:50 多くの人が行き交うサンシャイン60通り(4月25日午後2時3分、豊島区東池袋で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/04/20210426-OYT1I50038-T.jpg?type=thumbnail

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